東日本大震災で壊れた図書館の姿や、被災図書館の支援に訪れたボランティアたちの活動を紹介する写真展が、徳島市八万町の県立図書館1階ギャラリーで開かれている。29日まで(月曜日は休館)。無料。 日本図書館協会が結成した「図書館支援隊」のメンバーが岩手、宮城、福島の3県で撮影した約150枚の写真を展示。同隊は学校などを訪ねて子どもたちに本を配ったり、被災した図書館の再開を支援したりしてきた。津波で跡形もなくなった宮城県南三陸町図書館や、流されたバスが屋上に載った石巻市図書館雄勝分館の写真もある。 県立図書館の担当者は「徳島も南海地震が来るとされているので、防災の意識を高めてほしい」と話している。同館では東日本大震災をテーマにした図書を集め、リストにしている。