(歓迎あいさつ 大上喜彦 新潟市西浦区長) 本日はお招きにあずかりまして、誠にありがとうございます。歴史のある、全国の皆さまが期待している、第86期棋聖戦第4局の対局が、ここ新潟市西蒲区内の岩室温泉高島屋様で行われることに対しまして、主催者の産経新聞社様、ご尽力いただきました皆さま方に心より感謝を申し上げます。また、羽生棋聖、豊島七段におかれましては、ようこそ岩室温泉にお越しいただきました。心から歓迎申し上げます。 ここ高島屋で棋聖戦が行われましたのが、昭和58年、第42期の棋聖戦でございました。それから今回が19回目でございます。今後ともこの高島屋さんで、20回、30回と続けていって欲しいと期待しているところでございます。 さて、新潟市西蒲区といいますと、平成17年に政令指定都市に指定されました。その中で旧岩室村、巻町、西川町、潟東村、中之口村と5つの町村が合併されました。その中で旧巻町
(副立会人である飯田六段が司会を務め羽生棋聖、豊島七段、井上九段によるコンピュータ将棋ソフトをテーマにしたトークショーが開催された) 飯田「私は二十数年前に森内さんに新人王戦で負けて、プレーヤーとは違う方向に進みましたが、コンピュータ将棋の研究をいささかしております。できれば名人に勝てるような将棋ソフトの開発をと考えています。私がコンピュータ将棋にいま一番注目している技術的なことは投了です。 いきなりハイレベルになりますが、コンピュータは投了が分からないんです。1997年にディープブルーがカスパロフに勝ちましたが、操作する人の隣に電話が置いてあったのをご存知ですか?ご存知ないと思いますが、なぜあったかというと、投了ができなかったからなんです。投了できないから連絡用に置いてあったのです。 というように、世界チャンピオンに勝つほどの力がありながら投了の時期が分からなかった。 これについて、先生
共同インタビューの内容を一部掲載します。 ──シリーズ通じて第4局、第5局と「自信がなかった」と言われていましたが、苦しくなってからの指し方など、考えていたりしますか? ひとつは「相手に分かりやすい決め手を与えない」ということ、あとは「例え最善手でなくても、勝ちやすい形を作る」ということですね。 ──早指しで相手に考える余裕を与えないのは、意識してのことですか? 竜王戦は普段より時間(持ち時間)が多いですが、なくなってしまえば同じなので。良いときはなるべく(早指し)しないよう心掛けてます。ただ悪いときは逆転しないといけませんし、時間も戦術のひとつなので。あと自分が悪いと思っているときは、積極的に(読みを)飛ばしますね。読みの枝がいくつもある中で、ひとつ都合の悪い変化があれば、それをどんどん切り捨てていく。苦しいときほど切り捨てる手がはっきりするので、必然的に早指しになりやすいです。ただ今日
対局の進行が速いため、14時半の予定を繰り上げて14時15分におやつが運ばれました。 メニューは洋菓子の盛り合わせ。左から「栗のタルト」、「ぶどう」、「和三盆のプリン」、「プチパイ」、「ショコラケーキ」。飲み物はアイスティーです。 撮影用のおやつは、「余っているなら僕が……」ということで、立会人が食しました。
(夕食会に参加した棋士が並ぶ。左から上田女流三段(現地イベント)・及川六段(現地イベント)・田村康介七段(現地イベント)・森下九段(立会人)・森内竜王(対局者)・糸谷七段(対局者)・青野 日本将棋連盟常務理事・飯島七段(読売新聞解説)・伊藤三段(記録係)) 森内 「ついこの前に第2局を指したばかりですが、あっという間に第3局となりました。今回は東京での対局で、なじみのある慣れた場所ですし、落ち着いて集中出来ると思う。多くの方が言われているようにせっかくの竜王戦が早く終わってはいけませんので、そうならないようにベストを尽くして頑張ります」 糸谷 「早いもので、第3局になりました。第2局から1週間しかたっていないので矢継ぎ早の印象があります。今年も残り8週間。1カ月半で竜王戦の決着がつくということでいよいよ戦意が高まってまいります。 31日のない月の数え方で『西向く士(さむらい)(二月、四月、
両対局者があいさつを行いました。 森内俊之竜王 「本日はこのような歓迎前夜食事会を催していただきましてありがとうございます。竜王戦を主催している読売新聞社さま、対局場を提供していただく帝国ホテル大阪さま、その他の関係の皆様に厚く御礼を申し上げます。先ほどこちらのホテルに到着いたしましたが、すごく充実した場所で食事もおいしく、快適に過ごさせていただいております。第1局はハワイでの対局で私自身初めてのこともたくさんあったのですが、その中で無事に1局終えることができ、いい経験をすることができました。感謝しております。明日から2局目が始まるわけですが先手番でもありますし、気持ちを新たにして指せればいいと思います。最高棋戦の竜王戦にふさわしい内容の濃い将棋を指したいと思います」 糸谷哲郎七段 「主催の読売新聞社さま、対局場を提供して下さってくださった帝国ホテル大阪様、皆様ありがとうございます。本日お
■森内俊之竜王 「皆さん、アローハ。私は2日前にこちらに入りましたが、環境もいいところで快適にすごさせていただいております。時差も直って、いい状態で明日を迎えられるのではないかと思います。ハワイ対局で注目を集めて盛り上がっておりますので、皆さんの期待にこたえられるように内容の濃い将棋を指したいと思っています。 タイトル戦は普段はよく知った相手と対戦することが多いですが、糸谷さんとはこれまで対戦したことがほとんどなく、どうなるか分からないということは自分でも楽しみですし、指しながら理解を深めていければと思います。海外対局の機会ですので、地元の皆さんに少しでも将棋を知ってもらえればと思います」 ■糸谷哲郎七段 「皆さんアローハ。私はあいさつに入ると、長くて分かりにくいと言われるので手短にしたいと思います。 昨日、領事館にうかがわせていただきました。そこで一つ啓示的な話をいただきました。母の実家
続いて、鳴門オレンジゼリーの解説です。 糸谷哲郎六段「鳴門オレンジは非常に珍しい淡路島特産の果実で、普通のオレンジに比べて非常に酸味が強いですね。生食よりはジャムやマーマレードのように酸味を抑える調理法が向いている果実だと思います。それがゼリーという形になり、本来持っている酸味をある程度抑えて表現されています。普通のオレンジを使うと本来の味よりあっさりしてしまいますが、酸味が強い果物を使うことで味の強さを出しているのではないでしょうか」 横で聞いていた、ある七段の棋士「糸谷さんって、ちゃんと味がわかってしゃべっているんですね。適当に言っているのかと思っていました」 (小林九段「おっ、糸谷君、いい表情をしているね。写真を撮らせてよ」) (翔)
―――昇段おめでとうございます。今の感想を聞かせて下さい。 信じられなさすぎます(笑) ―――清水市代女流六段と上田初美女流三段を倒しての本戦ベスト4入りです。予選から振り返って一番大変だった対局は? 本局が一番大変でした。 ―――好調の要因は何かあるのでしょうか? ちょっとよくわからないです、少し強くなってたら嬉しいんですけど(笑) もしかしたら持ち時間が長いのが良いのかもしれないです。 今まで3時間でやったことなかったので。 最近は藤井先生(猛九段)の棋譜をよく並べています。 「この戦法を指しこなしたいんだったら拝むようにオレの棋譜を並べろ」とおっしゃっていたので、拝むようにして棋譜を並べています(笑) ―――次戦は中井広恵女流六段-本田小百合女流三段戦の勝者と戦います。どちらと対戦したいですか? 中井さんには2連敗、本田さんには3連敗中なんでどちらも似たり寄ったりなんですけど……。
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