「お前たちがだらしないままだったら、議員バッジを外して戻ってくるぞ!」 今年5月、全国のワタミグループから招集した定例の幹部会議で、創業者の渡辺美樹参院議員(54)はこう檄を飛ばしたという。 ワタミ社員が嘆く。 「“恫喝”したつもりでしょうが、参院選では組織ぐるみで応援させておいて、あまりにも身勝手で、呆れています。戻ってくれば、現役の時以上に口うるさく指示を出すでしょうから、側近社員は戦々恐々です」 渡辺氏は今夏も、お供を連れ、海外のワタミを視察。カンボジア、韓国、中国、台湾、フィリピンを訪れ、各国のワタミをフェイスブックでアピールしている。 「ワタミグループは2014年3月期決算で、約49億円という、上場以来初の赤字を計上しました。後を託した幹部に任せてはいられないのでしょう。ただ、原因は渡辺氏が招いた“ブラック企業批判”にあるのですが……」(ワタミ関係者) 渡辺氏は昨年7月の参院選出