先日、ついに緊急事態宣言が出されましたが、休業の対象範囲や、休業補償の是非をめぐって、いろんな議論が巻き起こっています。 休業の対象範囲を広げて感染症対策を強化すれば、経済に悪影響が及ぶ。 かといって、経済を重視して休業の対象範囲を限定すると、感染を封じ込められない。 命をとるか、経済をとるか、という議論になっている。 テレビで、そのように解説されているのを聴きました。 しかし、問題は「国民の命か、国民の経済か」ではないのではないでしょうか。 なぜなら、以前も論じたように、経済への打撃は、休業補償や直接給付金といった形で国がお金を出すことで、かなり緩和できます。 また、経済への打撃が小さくできるならば、その分、感染症対策も強化できるので、命はもっと守られる。 したがって、財政赤字を拡大すれば、命も経済も守ることは、可能です。 それは本年本WEB記事で述べた通りです。(【註1】参照) ◼️国