なまじあり物のライブラリやなんかを組み合わせてそれなりのソフトウェアが作れてしまうし、10年もやってりゃそれなりに哲学のあるコード(良いコードとは言ってない)が書けるようになったので、ともすれば自分をいっぱしのシニアエンジニアだと勘違いしてしまうときがある。 ただそういったものがないフィールドで戦う必要が出たとして、僕は急に戦うすべを持たなくなってしまう。 たとえば難関大学の数学や物理を出たソフトウェア技術者が周りにゴロゴロいるわけだけど、こと2010年代後半のAndroidアプリ開発(フレームワークより上のレイヤ)に限っていえば僕もそれなりに彼らと比肩できる自負があるが、彼らはこの世から急にAndroidが消えても次の何かにジャンプしてまた活躍する基礎がある。僕はそれが非常に恐怖だし羨ましい。 とかく自分は低レイヤに信仰にも似た崇拝感情をもっており、お釈迦様の手の上で楽しく踊っているとつ