ESMAによる執行決定データべース IFRSのアドプションが現実のものになろうとする時、原則主義のIFRSの具体的適用において困難に直面することが予想されます。この場合、先行する欧州の経験に学ぶものは多いと思われます。ここに紹介するものは、欧州において2005年から始まったIFRS適用時に旧CESR(現 ESMA: 欧州証券市場監督機構)内のEECS(European Enforcers Co-ordination Sessions)に寄せられた事項の中から抜粋され、公表された事例であり、日本においても参考になると思われるためにIFRSデスクにて翻訳を行ったものです。是非参考にしてください。 なお、このデータベースの原文の著作権はESMAにあります。ESMAのHPは下記になります。 ESMA [European Securities and Markets Authority]
人それぞれの感じ方もあるのでしょうし辞書的な定義もあるのでしょうけど、私としては謙虚と卑屈は違うし、一方で傲慢は卑屈の形を変えたものであるとも感じます。 例えば、ものの言い回し・表現を簡潔明瞭にするのは受け手に対する配慮の発露であって、必ずしも簡潔明瞭な言い回しが適切でないと感じるなら、冗長な言い回しを使うのも当然必要です。そのような配慮もなく闇雲に「簡潔明瞭に!」とこだわるなら、それは結局のところ「相手に伝わらない」という自分の過ちを受け容れずに自分の一方的な思いを押しつけるということであって、それが正に傲慢であると周囲に感じられることにつながるのでしょう。 そもそも「謙虚でありたい」「傲慢に生きよう」と思うのは個々人の勝手ですが、実際のところはその人が謙虚か傲慢か卑屈かなどというのは、周囲の評価で決まります。いくら本人が「俺は傲慢だ」と思っていても周囲がそうは思ってないことも多く、そし
先週、問題構造分析という手法についてセミナーを行いました。これは今感じている問題を解きほぐして原因を明確にすることで、同じ問題を繰り返さない未来を考えるというものです。一方で、そもそも自分はどんな未来を欲しているのか。今これをやりたいという気持ちはそもそも本当なのか。そういうことを明確にする方法があります。 これらの希望・願望というのは、実は分析をしていくと数少ない幾つかの本質的な自分の「こうなりたい・こうありたい」というものに辿り着きます。逆に言うと、その数少ない幾つかの未来を達成したいと思う自分が、今持っているボキャブラリの中で当座の目標・願望として数多くの欲求を表現しているのです。そのことをきちんと理解していないと目標達成は難しいですし、もっと苦しいのは目標が達成できても自分自身の心が満たされない、つまり「こんなはずじゃなかったのに」と感じてしまう結果に陥ってしまいます。 では「そも
高濃度にジアシルグリセロール(DAG)を含む食用油等に関するQ&A Q1.厚生労働省が花王(株)のエコナ等を特定保健用食品として許可していましたが、 許可の経緯を教えてください。 特定保健用食品とは、食品の持つ特定の保健の用途を表示することが認められた 食品で、特定保健用食品として販売するためには、製品ごとに食品の有効性や安全 性について審査を受け、表示について国の許可を受ける必要があります。 花王「健康エコナクッキングオイル」は、身体に脂肪がつきにくくなる働きが認められ ている油脂成分の一種であるジアシルグリセロール※を高濃度に含む食用油脂であ り、平成10年5月に特定保健用食品として許可されました。 その後、エコナマヨネーズタイプの製品についても特定保健用食品としての許可申 請が行われ、その際に、薬事・食品衛生審議会における審議に加え、食品安全基本 法に基づき食品安全委員会に対しても食
■ 「2016年東京五輪」の招致は、失敗に終わった。大望を抱くのが難しい時代になったようである。バラク・H・オバマを投入しても第一回投票で脱落したシカゴの姿は、オバマの「神通力」の失速を世に印象付けることになろう。リオデジャネイロは、45年前の東京、昨年の北京と同様に、「新興国の五輪」を開催することになる。後は、インド、イスラム圏、アフリカ大陸でできるかということであろう。日本としては、ブラジルに大いに祝意を示すべきであろう。もっとも、雪斎は、個人としては「東京五輪」をリアルで体験してみたい気がするので、「2020年」に向けて仕切り直しをしてもらいたいと思う。招致委員会も「解散」ではなく「再起」である。雪斎は、それを期待する。 ところで、雪斎は、IOC理事会での鳩山由紀夫総理のスピーチには、率直に唖然とした。「この政治家は、コペンハーゲンに、自分を売り込むために来たのか…」と毒吐きたくなっ
■ I have a dream that one day this nation will rise up and live out the true meaning of its creed: "We hold these truths to be self-evident: that all men are created equal." I have a dream that one day on the red hills of Georgia, the sons of former slaves and the sons of former slave owners will be able to sit down together at the table of brotherhood. I have a dream that one day even the state o
日曜日夜に、毎日新聞社主催で勝間和代氏がTwitterユーザと語り合うクロストークイベントがに参加しました(イベントURLが消えていたのでリンクできていません)。 非常に興味深い話題が多いイベントで面白かったです。 そのイベントの最後の方で、実名匿名議論に関しての話題があり、Twitter上で@manameさんが以下のような発言をしました。 maname #crosstalk 実名出すこと、会社に禁止されているサラリーマンもいるってこと忘れないでください。目立つことが仕事の人もいれば、目立ってはいけない仕事の人もいますよ。 http://twitter.com/maname/status/4601234589 その発言を「ですよね。」というコメントを付加してReTweetしたところ、以下のような反論がありました。 しかも、色々見てみると、様々な所に議論が飛び火しているっぽかったです。 os
何年ぶりだかに携帯電話を買い換えて、iモードも使わない人間が、スマートフォンに乗り換えたときの記録。 使い始めてそろそろ1ヶ月になるけれど、けっこう便利。 DoCoMo はあんまり教えてくれない 買い換える携帯電話は、正直なんでもよかった。今まで使っていた、機能のほとんどついていない、 ストレート型の携帯電話に不便を感じていなかったし、動く場所のないデザインは、そもそも壊れようもなかったから、楽だったし。 電池の持ちが悪くなったのと、Mova のサービスがもうそろそろ終わってしまうだとかで、 「ストレート型の小さい奴を下さい」なんてお願いしたら、HT-03A という、Google 携帯を勧められた。 ネットで見て、Google 携帯というものがある、ということぐらいは知っていたんだけれど、 「Twitter 見れますか?」とか、「SDカード にほんのスキャン画像仕込んどいたら、あとから閲覧
ある状況を支配している「完璧」なトップランナーに対抗するときには、 価格競争とか、品質競争とか、そういう努力を始める前に、相手の「完璧」を、 「無難」へと変換する何かを作らなければいけないのだと思う。 チーズケーキを売る店 15ヶ月ぶりに休みが取れて、那須高原に遊びに行ってきた。 旅行には「お土産」がつきものなんだけれど、恐らくは「那須高原のお土産」という 業界をリードしているのは、「那須高原 チーズガーデン」というお店で、 ここで売られている「御用邸チーズケーキ」という商品が、ずいぶんたくさん売れていた。 ここのケーキには「御用邸」という、ちょっとした権威がくっついていて、商品はそれでも1000円ぐらい。 室温保存で日持ちがして、おまけに固めに焼かれているからなのか、少々乱暴に扱ったぐらいでは壊れない。 お土産物として、このケーキはすごく良くできていて、そのお店には実際、 ツアーのバスが
各種インフラ技術(OS、ストレージ、ネットワーク)やオラクル製品といった話題を取り上げます。著者は小田圭二、「門外不出のOracle現場ワザ」、「絵で見てわかるOracleの仕組み」、「絵で見てわかるOS/ストレージ/ネットワーク」などの著作もあります 事情があって、間が空きました。お待たせしました。 データセンターでのPCサーバーや仮想化の記事(下記)を見ていて、そういえばまだ書いていなかった「DBサーバーとストレージは実は似ている」を思い出しました。今回はこれをさらっと書きたいと思います。 IT Proの記事: そしてサーバーだけになった 両者のアーキテクチャを知る人から見ると、DBMSの載ったDBサーバーと大型ストレージは極めてよく似ています。 以下類似点です。 ・DBサーバーはもちろん、ストレージ内にもOSがいます。Linuxだったり、各社のOSだったりしますが、一般サーバー用のO
一昨日の続きです。 銀行、証券、保険と金融業の各分野で出現したネット金融企業が、顧客に提供している価値の源泉に共通点があるなあと思ったので後半はその話です。具体的にはこんな↓感じ。(規制緩和はネット金融出現の前提なので、含めていません。) (1)ネット技術の価値 (2)“持たざること”から出せる価値 (3)事業創意の価値 たとえばネットバンキングが始まって、「家のパソコンで振込みができる」のは、(1)のネット技術の価値によるもの、ですよね。 別にナンのビジネス的な工夫もないでしょ。今まではリアル銀行の支店に行き、振込み用紙を書いて窓口に出し、窓口の担当者が端末を操作してたのが、自分でATMや、自宅のPCや携帯から端末操作ができるようになっただけ。 これは、ネット銀行の経営者が生み出した付加価値ではなく、インターネットの価値そのものです。もちろんセキュリティ技術とか、複合的な「技術の価値」で
09年9月25日に『仕事で使える!「Twitter」超入門』という新書を出しました。おかげさまで1週間足らずで増刷が決まったのは、Twitterの国内普及に弾みがついているという証拠の一つであると思います。 タイトルこそ、超入門なのですが、僕としてはむしろ、若い二人の起業家に率いられたTwitterというベンチャーが抱える将来への野望と、それとは裏腹に見え隠れする GoogleやFacebookなどの強敵に対する不安や恐怖などを浮き彫りにしたかった。ただ、その結論として、彼らが自社をどうマネタイズして、どういう成功への道(造語ですが、サクセスパス)を描いているのかを結論づけることができずにいたことが、やや不満でもありました。 ところが、昨日、友人であるエル・カミノ・リアルの木寺社長が米国出張のおりに仕入れてきたネタが、その回答そのものではないかと、すぽんと腑に落ちたのです。 それは、シリコ
先の池田さんの記事へのコメントですが、字数の関係で記事にします。 現在は、資本移動も自由だし、金利規制もない(10%以上のインフレになると、利息制限法が制約になるが...)ので、3%とかいった緩やかなインフレで、政府債務の軽減を図れるとはあまり期待できません。これは池田さんもよく分かってらっしゃることですが、むしろインフレ期待の発生が財政破綻のトリガーを引くことになりかねないと考えられます。 すなわち、インフレ期待が生じると、既存の国債保有分については、インフレによる損失を回避するために、その前に売却しようという動きが生じることになります。これは、国債価格の暴落=長期金利の急騰につながります。投資家が、何もせずに、インフレによる債務の実質カットを甘受し続けることはありえません。 このことを避けようとして、日本銀行が買いオペをして代わりに現金を供給しても、インフレで価値が低下することが分かっ
突然ですが、実は100年を超える歴史を持っているのが、通称イエローキャブと呼ばれるニューヨークのタクシーです。先日、一週間ほどニューヨークに滞在していて、このニューヨーク・タクシーを利用していて発見がありました。 それはJFK空港からマンハッタンに向かうのに乗ったタクシーでいきなり目に飛び込んできました。あれ? なんかずっと情報が出ているぞ。 このタクシーの助手席の後ろに備え付けられた液晶画面をよく見ていると、右には広告、左にはマップが表示されています。広告はどんどん入れ替わっていくし(しかもナショナルクライアントクラスの広告主が多い)、マップはずっと現在地を示し続けています。 さらに、ホントにすごいなあと感心するのが、2つのオプション。 ●音声をオフにできる ●広告とマップ表示など全部をオフにできる ●もっと情報が欲しければ「ZAGAT」「Taxi Info」などいろいろな情報を入手する
一昨日、親しくさせていただいているあるカメラマンの方とゆっくり話す機会がありました。 私はその方の写真が単純に好きです。ブログを参照してもらえればわかると思うんですが、なんかまっすぐなんですね。こういう写真を見ていると、なんとなくね、批評の言葉というのが下品に思えてくるんです。こうだからいい、とか、ああだから悪い、とかではなく、ただ、ええなあ、と。そんな感じ。 以前、ご一緒させていただいた広告の仕事。長野県の上田市のロケ。 細い路地をロケハンしていたとき、突然、その方は立ち止まり、すっと息を吸い込んで、肩幅に足を開き、カメラを背筋を伸ばした目の位置に持っていって、息を止め、シャッターを押しました。私は、背後からその姿を見ていたんですが、一瞬、その方の存在が消えてしまったような気がしたんですよね。1秒もないくらいの、ほんの一瞬ですが。 うまく言葉にはできないけれど、その方の写真を見て、ええな
このブログには、そこそこの数の人が毎日訪れてくれる、息の長いエントリがひとつだけあるんですよね。2年以上前のエントリなんですけど。大手ニュースサイトに取り上げられたわけでもなく、はてブのホットエントリになったわけでもなく、書いた時はあまり反響がなかったんですけどね。たぶん、私のブログの全エントリの中で、最もPVが多いエントリなのではないでしょうか。ココログは、過去4ヶ月の累計しかわからないんですけどね。(ちなみに、過去4ヶ月のエントリ別アクセス数ベスト10は、サイドバーの一番下にあります。) 『TAKE ME HOME, COUNTRY ROADS』の翻訳をめぐって。 (2007年9月22日) 今でもときどきコメントをいただきますし、詳しい人からいろいろ教えていただいたりもしました。もともとは、ジブリの「耳をすませば」の主題歌である「カントリーロード」の歌詞が気になって、原曲の「TAKE
いろいろな新書を読む中でちょっと気付いたこと。 ほとんどの新書って、「ですます」なんですよね。普段は「だである」で書いている著者も、新書だと「ですます」になるようです。その意味するところは、おしゃべりの言葉に近い言葉で書きたい、ということなのでしょう。文体としては、普段は「だである」で書く著者の対談集や講演集に近いように思います。 最近の新書は、教養だけではなく、よりタイムリーな話題を扱うという雑誌的な役割も担っている気がします。脱稿から出版までのタイムラグが1ヶ月という新書も多いです。紙の出版物としては驚異的なスピードですよね。そのスピードが、文体に影響しているのかも。つまり、確定的な事象ではなく、現在進行形の事象を扱うが故に、断定的に書けない、断定的に書けなければ、当然、おしゃべりのような読者への「こう考えるのだけれど、どうですかね」という問いかけになる、というようなことなのかな。 一
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