今回のテーマは、子供に「かわいそう」と言ってしまうことが、実は、精神的な虐待と同じなんだ、ということです。 たとえば、目の前で、子供が転んでケガをしてしまった場面を考えてみましょう。 「痛いよう・・・痛いよう・・・」 痛がって泣いている子供に対して、「かわいそう」だと感じるのは、誰しも、当然のことでしょう。さらには、「おお、かわいそうに」と子供に対して手を差し伸べるのも、ごくごく自然のことのように思われます。 でも、よく考えてみてください。この場面で必要なのは、「かわいそう」という言葉でも、ただ単に手を差し伸べることでもありません。 まず、ケガの様子を観察して、必要な措置をとらなければなりません。もし、大怪我だったら、すぐに応急手当が必要になります。 骨折をしているようでしたら、下手に動かさずに、救急隊などの専門家に任せる必要があります。 こうした迅速で的確な判断と行動が、ケ