プロボクサーの拳は凶器、だから自分の身を守るため相手を殴り返しても、正当防衛は適用されない――そんな話を昔からよく聞く。 とすれば、ボクサーはひとたびケンカに巻き込まれれば、どんな目に遭ってもひたすら耐えるしかないのか? そう憤慨するのは、ボクシングでかつて世界2階級を制した長谷川穂積さんだ。長谷川さんは2013年9月9日のブログで、後輩ボクサーを襲ったある災難を明かした。 ヤンキーに囲まれて後輩がボコボコに… 「なんかすげー理不尽で腹立つから書く」 長谷川さんによると、後輩のあるプロボクサーが、突然「多数のヤンキー」に絡まれ、激しい暴行を受ける事件があったという。後輩は「拳は凶器」という上述の話を愚直に守り、一切手を出さずガマンしていたが、結果として「ボコボコに」痛めつけられてしまった。この話を聞いた長谷川さんは、 「プロボクサーは凶器だから手を出したらダメて法律はなんのため? 打ち所が
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