金融系プロジェクトとくれば、ガチガチのウオーターフォール方式。システム構築作業も運用も、定められた手順書に沿ってポチポチ入力していくもの……というイメージが強い。しかし、フューチャーアーキテクトの齋場俊太朗氏は、オープンソースの「Ansible」を使ってOSやユーザー管理、パッケージ管理やディレクトリ管理を自動化することに成功した。 現行のやり方を変えようとすることは、ただでさえ大きな抵抗に直面するものだ。齋場氏自身も、「今までのやり方、文化を変えるのは大変です。新しいやり方に対して、会議では『便利だけれど、難しいんでしょ』『事故やセキュリティは大丈夫?』などといっぱい言われました」と振り返る。 そんな逆風の中、いったいどうやって新たな文化作りに成功したのかを、「新卒3年目のぼくが、エンプラ金融PJにAnsibleを導入してみた」と題するセッションで紹介した。 「神Excel手順書」への怒
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