インターネットには、「気流の乱れ」みたいなものがあるじゃないですか。 ある日突然、ドカーンとPVが集中したり、自分自身がチマチマと積み重ねてきた活動が脚光を浴びるようになったり。ネットコミュニティの片隅で平和に暮らしていたつもりが、いつの間にやらネットメディアの都大路のセンターラインに流されて、大勢の人間に一挙一動を観察されるように――そんな事があります。 インターネットは個人発信メディアと言うけれど、普段はそんなにシャチホコばって意識する必要なんてありません。法にさえ触れなければ、まあ、何書いたって構わないものだと思うんですよ。ところが、「気流の乱れ」に流され、不特定多数のアテンションに曝される圏域に運ばれてしまうと、その個人・そのアカウントのメディアとしての色々なものが試され、評価され、言及されてしまいます。 アテンション=承認欲求、と思いたいところですが、罵倒やこき下ろしも不可避的に