「バイトテロ」でも注目を浴びたインターネットと承認の関係について、精神科医であり『認められたい』(ヴィレッジブックス)の著者でもある熊代亨氏に話をお聞きしました。 ゲームやSNSしかないことがハイリスク ネットの承認欲求は過激な言動に結びつく ネットにはまっても多くの人は健全に生きている ゲームやSNSしかないことがハイリスク ネット依存やゲーム障害というと、一括りに 「悪者」という形で問題視されています。しかし、そのネットやゲームを楽しみ、それを欲求充足のよすがとしながらなんとか社会と折り合いをつけている人も多くいます。だから、一概にネットで生きる人たちを否定することはしたくありません。 学生時代、ゲームセンターにあるアーケードゲームで県代表になるほど熱中した我が身を振り返ってみると、1日 10 時間以上ゲームをやりこむ若者の実態はまったく不思議ではありません。実際そうして全国ランク1位