秋葉原の駅前に突如として(年に数回程度しかアキバに来ない私には本当に「突如」に思えた)三つの大きなビルが現われたとき、正直いやな感じがした。 新たに建てられたビルのうち、一つは2005年9月にオープンしたヨドバシカメラ(ヨドバシAkiba)。もう二つは、2005年3月に竣工した秋葉原ダイビル(30階建)と2006年3月に竣工した秋葉原UDXビル(22階建)で、2棟揃って「秋葉原クロスフィールド」としてグランドオープンした。 クロスフィールドは東京都が、青果市場移転跡地や旧国鉄の秋葉原貨物駅跡地を利用した再開発構想の一環として、「IT関連産業の世界的な拠点」を形成するべく計画したものである。 「NPO産学連携推進機構理事長」という肩書を持つ著者は、このクロスフィールドにおいて「産学提携を軸とした先端技術による産業創出・活性化の拠点形成」を進展させるとともに、「秋葉原・先端技術テーマパーク構想
![交通博物館の跡地はこうなる!~『アキバをプロデュース』 妹尾堅一郎著(評:近藤正高):日経ビジネスオンライン](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/05f492a9ba706b05ca8fd61b1840b099fb59fdc9/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fbusiness.nikkeibp.co.jp%2Fimages%2Fn%2Fnbo%2F2011%2Fcommon%2Fnbologo_ogimage.png)