インクの織りなす陶酔映像作品をご紹介。進化した流体3D表現などの最新デジタル映像技術により、まるで水墨画や水彩画が動いているようなオーガニックなアニメーション作品が可能になった。それでは各有名スタジオによる美麗インク映像たちをどうぞ。 ■デジタル・ドメイン×カール・エリック・リンシュ最新作! まずは「ベンジャミン・バトン 数奇な人生」などハリウッド映画のVFXで名を馳せるCGプロダクション、デジタル・ドメインによるInfinitiのCM「Master Driver」。水墨画のストロークが風景の実写映像に変化していくスタイリッシュな作品。リアルさを追求するため、デジタル・ドメインでは湿らせた紙にインクを垂らしてブラシで描いたり、下に敷いたガラスにインクを垂らすシーンを撮影してCGを制作。これらの素材と実写の映像を組み合わせ、CGでポピーの花を加えた。使用ソフトはMaya、V-Ray、Houd