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  • 『経理から見た日本陸軍』「マレーの虎」の働きかけも 実は先進的だった陸軍経理 - HONZ

    戦争にはお金がかかる。多くの燃料や弾薬が必要になるし、軍需補給にも人員や物資が大量に投入される。だが、国の一大事とはいえ、それらを湯水のように使えるわけではない。 軍隊も国の機関の1つだ。ほかの役所と同じで、予算がなければ動けない。では、戦前・戦中の日では、いかに予算内で軍需品を調達していたのか。書は日陸軍の会計経理機能に着目し、軍におけるお金の流れを1次資料を基に解き明かしている。 日陸軍と聞くと、古くさい組織を思い浮かべるかもしれないが、会計については超先進的だった。例えば、企業から軍需品を調達する際は適正価格主義を採用していた。 適正価格とは「原価+一定の利益」。陸軍は企業から物資を買いたたいたりはしなかった。適正な利益を与え、企業の持続的成長を促す方針を徹底していたわけだ。 また、利益は価格に対し一律で上乗せされるものではなく、業種や資構成比率などに応じて算出された。これ

    『経理から見た日本陸軍』「マレーの虎」の働きかけも 実は先進的だった陸軍経理 - HONZ
    kowyoshi
    kowyoshi 2021/07/17
    嗚呼>日中戦争が拡大した昭和13年度は横領や収賄などの不正が前年の6倍に増え、200件に迫った。被害額は約1億4200万円から約17億5000万円に激増。その翌年度以降も高止まりしている
  • 世界の食文化史がひっくり返る大発見!『幻のアフリカ納豆を追え!―そして現れた<サピエンス納豆>』 - HONZ

    “日以外でも納豆がべられていたの?納豆にこんなにすごい背景があるなんて!”と衝撃を与えた『謎のアジア納豆 そして帰ってきた〈日納豆〉』から4年。前作で解き明かしきれなかった異国の納豆の正体を、完全に明らかにした驚天動地のノンフィクションがいよいよ発売された。 発売直前のある日、新潮社の会議室を高野秀行さんは一日ジャックしていた。リモートを含め取材が5。新型コロナ禍で酷暑のなかでも注目度は相変わらず高い。そしてご人のテンションもアゲアゲである。すばらしき納豆の世界へようこそ! ー『幻のアフリカ納豆を追え!』出版おめでとうごさいます。それにしても日、朝鮮半島、東南アジア、びょーんと飛んで西アフリカで同じ発酵品がべられているのは面白いですね。なんでなんでしょう? 高野 :それを解き明かしたくて、このを書いたんですけどねw 日人だけがうま味を感じているわけじゃないってことですよ

    世界の食文化史がひっくり返る大発見!『幻のアフリカ納豆を追え!―そして現れた<サピエンス納豆>』 - HONZ
    kowyoshi
    kowyoshi 2020/08/28
    今読んでるところだが、すげえ面白い/読了。納豆というか豆食文化史そのものの根底がくつがえりそうな内容だったよ。
  • 『謎のアジア納豆』 - HONZ

    書店で書を手にとって、巻頭パラパラと数ページめくってからこの解説文で概要を知ろうとする人も多いと思うので、まず結論から言う。 このは傑作だ。あなたの納豆観を覆し、しかも納豆を入り口にアジア中の辺境民族文化の旅へと誘い、さらに現代におけるディープな旅とは何か?という問いかけまでが含まれている。「買おうかな?どうしよっかな?」と悩んでいる暇はない。今すぐレジに持っていって納豆をべながら書を貪るように読まれたい。以上終わり! …というのは解説文としては不親切なので、数ページもらって書の魅力、そして納豆文化の魅力についてガイドしようと思う。申し遅れたが、僕は発酵文化の専門家として、世界各地の不思議な発酵や微生物を訪ねてまわるのを生業としている。文中の著者の問いかけに僕なりに答える形式で、の理解をさらに深める手伝いができれば幸いだ。(ちなみにここから先はネタバレを多数含むので、もう絶

    『謎のアジア納豆』 - HONZ
    kowyoshi
    kowyoshi 2020/06/11
    ちなみにアジア納豆については、高野さんがメジャー空間に知られるきっかけとなったクレイジージャーニーでも紹介されていたよ(ハードカバーの本が出る前後の時期)。
  • 『サカナとヤクザ』ニッポンの食卓を支える、魑魅魍魎の世界 - HONZ

    裏社会のノンフィクションはこれまで何冊も読んできたが、最も面白みを感じるのは無秩序のように思える裏社会が、表社会とシンメトリーな構造を描いていることに気付かされた時だ。 しかしここ数年は暴対法による排除が進み、ヤクザの困窮ぶりを伝える内容のものばかり。相似形どころか、このまま絶滅へ向かっていくのかとばかりに思っていた。だから彼らがこんなにも身近なところで、表社会とがっちりスクラムを組んでいるとは思いもよらなかったのである。 書は、これまでに数々の裏社会ノンフィクションを描いてきた鈴木智彦氏が、サカナとヤクザの切っても切れない関係を、足掛け5年に及ぶ現場取材によって描き出した一冊だ。 これまでなぜか語られることのなかった品業界最大のタブーを真正面から取り上げながら、一ミリの正義感も感じさせないのが、著者の真骨頂である。そして、もはやヤクザの世界に精通していなければ読み解けないほど、サカナ

    『サカナとヤクザ』ニッポンの食卓を支える、魑魅魍魎の世界 - HONZ
    kowyoshi
    kowyoshi 2018/10/04
    そしてそこに天下る水産庁>欲に目がくらんだ漁業協同組合関係者、漁獲制限を守らない漁師、チームを組んで夜の海に潜る密漁者、元締めとなる暴力団
  • 『鳥類学者 無謀にも恐竜を語る』 - HONZ

    私は、1年のうち少なくとも3ヶ月は、海外で恐竜化石調査を行っている。主な調査地は、モンゴル・アラスカ・カナダ・中国、そして日である。2017年4月には、北海道むかわ町穂別から発見された日で最初の大型恐竜の全身骨格について、発表をした。全長8メートルのハドロサウルス科という恐竜で、全身の8割以上が揃っている、世紀の大発見だ。私の研究は、それだけではない。恐竜から鳥類への進化の過程についても研究をしている。爬虫類的な恐竜から、鳥型の恐竜へと進化していくそのプロセスに注目しているのだ。脳の進化、消化器官の進化、翼の進化など、「恐竜の鳥化」というものをキャリアのテーマとしている。私だけではなく、世界中の恐竜研究者の成果によって、最近では「鳥は恐竜である」ということが定着してきた。つまり、世界中の鳥類研究者は、“恐竜研究者”ということになる。 * 最初に『鳥類学者 無謀にも恐竜を語る』が出版され

    『鳥類学者 無謀にも恐竜を語る』 - HONZ
    kowyoshi
    kowyoshi 2018/07/24
    そういえばまだ読んでなかったなあ…
  • 『日本軍兵士 アジア・太平洋戦争の現実』予想を超える厳しい現実に直面した兵士たち - HONZ

    1941年12月8日に始まり、45年8月15日に終結した、アジア・太平洋戦争は日だけでも軍人・軍属230万人、民間人80万人、計310万人もの犠牲者を出した。当然ながらこの戦争は様々な視点から多くのことが論じられてきた。書は過去の議論を踏まえた上で、3つの問題意識を重視しながら先の大戦を見直すことを目的としている。では三つの問題とは何か。一番目が、戦後歴史学を問い直すこと。二番目が、「兵士の目線」「兵士の立ち位置」から戦争を見つめ直す。三番目が悲惨な戦場の現実と帝国陸海軍の軍事的特長との関連性を明らかにすること。 書を読んだ感想としては、二番目と三番目の目的は見事に達成している、というものだ。実際に戦場で戦った兵士達の現実を私たちの前に描き出す事に成功している。そして、三番目の軍事的特長もストンと腑に落ちるものがある。また、新しく知る日軍の実態にも驚くべきものがあった。 書の著者

    『日本軍兵士 アジア・太平洋戦争の現実』予想を超える厳しい現実に直面した兵士たち - HONZ
    kowyoshi
    kowyoshi 2018/03/09
    今もこういう体質が(ウナギの件でヒシヒシと実感してる)>日本では月別の戦死者数はおろか、年別の戦死者数の統計すら行われていない。日本政府は今もこのようなデータの分析を怠っているのだ
  • 大きいことはいいことか?『巨乳の誕生』 - HONZ

    大きいことは、いいことだ。 高度経済成長期、チョコレートのCMでこのフレーズが流行ったのを年配の人は覚えているかもしれない。20世紀は大きいものが正義の時代だったのだ。なんせ、野球は巨人、プロレスはジャイアント馬場である。名前からして、デカい。ビジネスの世界を見渡しても、米ゼネラルエレクトリックのようなコングロマリット(複合的多角化企業)が成功事例とされた時代が20世紀末まで続いた。大きいことはよかったのだ。だが、20世紀は大きなおっぱいには優しくはなく、決して巨乳の時代でなかったことを教えてくれるのが書だ。 いささか、無理のある書き出しだが、一円にもならないものの、羞恥心を持ち合わせている身としては、「おっぱいのです」とストレートには書き出しづらい。おっぱいのなんだが。ちょっと賢く書けば、「近代日において、巨乳がどのようにメディアで呼ばれ、扱われてきたかを考察している」とでもなる

    大きいことはいいことか?『巨乳の誕生』 - HONZ
    kowyoshi
    kowyoshi 2017/12/21
    あー、これ買わないと…
  • 『時代劇の「嘘」と「演出」』クリエイターと 歴史家、「時代」をめぐるせめぎ合い - HONZ

    「なんておもしろいの!」 このを読んでいると、ページをめくるたびにこの一言が口をついて出る。 戦国時代を専門とする著名な学者・小和田哲男氏が時代考証にあたった大河ドラマ『江〜姫たちの戦国』で、こんなことがあったそうだ。浅井長政の小谷城が織田信長に攻め落とされる場面。 最近の研究では、小谷城は実際には燃えていなかったことが判明している。小和田は炎上シーンは描かないように要請した。しかし番組スタッフは、城が燃えていないと、落城が一目でわからないから、少しだけ火をつけさせてほしいという。小和田はしかたなく「少しだけですよ」と念を押したが、放送を見ると、城は見事に…… 小和田教授は「小谷城が焼けてないこともしらないのか」という不名誉を被ったというから辛い立場である。 秀吉の「一夜城」といえばドラマには欠かせない名場面である。ところがなんと。この「一夜城」の存在は、現在の研究では全面的に否定されて

    『時代劇の「嘘」と「演出」』クリエイターと 歴史家、「時代」をめぐるせめぎ合い - HONZ
    kowyoshi
    kowyoshi 2017/08/29
    これは割と有名な話だよね?(←特ヲタの傲慢)>ゴレンジャーが一人ずつ名乗りをあげ、最後に一斉に手のひらを前に向けて「5人揃ってゴレンジャー」と叫ぶ決めゼリフが、実は「白浪五人男」からの引用だったとは
  • 痛快!『女子プロレスラー 小畑千代』81歳にして現役 - HONZ

    昭和43年11月6日、IWWA(国際女子プロレス協会)世界選手権がおこなわれた。超満員の蔵前国技館で、32歳の小畑千代が対戦したのは米国のファビュラス・ムーラ。一目は、いきなり反則攻撃をしかけたムーラがフォール勝ち。二目は、必ずとると決めた小畑が攻めまくる。ドロップキックからキーロック、空手チョップから、跳び蹴り、ハンマー投げ。最後は、20キロほども重いムーラをかつぎあげての飛行機投からエビ固めで仕留めた。 残念ながら、三目は両者リングアウトで引き分けになったが、観客は大喜び。よほど素晴らしいファイトだったのだろう、厳しさで知られた日レスリング界の父・八田一朗が「とにかく文句なしに面白い」というコメントを東京スポーツに残している。 東京12チャンネル(現、テレビ東京)がこの試合を2週間ほど後に放映した。当時、視聴率があまりに低かったため「視聴率番外地」と他局から呼ばれていた同局が、

    痛快!『女子プロレスラー 小畑千代』81歳にして現役 - HONZ
    kowyoshi
    kowyoshi 2017/07/15
    今の東京女子プロレスとは違います
  • ダサくて古臭くてウザくて今まで観る気にもなれなかった大嫌いなヤマトの印象を打ち砕いてくれた『宇宙戦艦ヤマト2199』 | マンガ新聞

    ※この記事は2017年4月28日にマンガHONZ(運営:株式会社マンガ新聞)にて掲載した記事の転載になります。 レビュアー:松山 洋 『宇宙戦艦ヤマト』が嫌いでした。 “苦手”ではなく“嫌い”。 ハッキリとそう認識していました。 あんな有名な作品を!?名作なのに!? と驚かれるかもしれませんが。 あくまで個人の感覚・感想だと思ってください。 そもそもTVアニメ『宇宙戦艦ヤマト』が放映されたのは1974年。 私は当時4歳でした。 完全に“世代ではない”んですよ。 私よりも“上の世代”の方々のモノという印象でした。 ただ、物心ついた頃にはすでにブームのあとの“すごい作品”という 印象だけが付いて回っていて。 観てないやつはアニメファンじゃない!くらいの勢いでしたよ、当時は。 けどやっぱり今更なんか追いかけて観る気にはなれませんでした。 私も子供だったんですね。 まず、ガミラス星人の肌の色が怖か

    ダサくて古臭くてウザくて今まで観る気にもなれなかった大嫌いなヤマトの印象を打ち砕いてくれた『宇宙戦艦ヤマト2199』 | マンガ新聞
  • 『中南米野球はなぜ強いのか』中南米諸国の取材を通して浮かび上がる、日本野球の欠点 - HONZ

    待ちに待ったプロ野球が今年も開幕した。生まれて初めてプロ野球選手を間近で見たときの興奮はいまでもおぼえている。季節は春。小学生だったぼくは、新大分球場の外野の芝生席で、ある選手の一挙手一投足に目を奪われていた。目の前のフェンスには、その選手のウインドブレーカーがかけられていた。 やがて彼がこちらにやってきた。すごいオーラだ。「いい汗かいちょるね!」と横にいたおっさんファンが声をかけると、その選手はニカッと笑ってこう言ったのだ。「この汗が銭になるんや」 純朴な野球少年は、そのひと言に一発でしびれてしまった。その選手の名は、通算317勝を誇る名投手・鈴木啓示。もちろんその時もらったサインに添えられていた言葉は、「草魂」だ。いまから35年以上前の話である。 あの頃の選手は、どこか浪花節が似合う風情だったが、いまではずいぶん様変わりした。2月にキャンプ地を取材した際、何人かWBCに出る選手にお目に

    『中南米野球はなぜ強いのか』中南米諸国の取材を通して浮かび上がる、日本野球の欠点 - HONZ
    kowyoshi
    kowyoshi 2017/04/01
    野球だけの話じゃないんだよなあ…>中南米諸国にあって日本にないもの。それは「戦略的な視点から全体を統括するシステム」とでも呼ぶべきものだ
  • えっ!ウチと違う!? 『お雑煮マニアックス』 - HONZ

    初のお雑煮のムックである。著者の粕谷浩子さんは、お雑煮が好きすぎて、各地のべ比べレトルトパックの会社を立ち上げた情熱の人だ。その道のりは我々が想像するより、ずっと険しいものだった。お雑煮はレストランなどに無いため、粕谷さんは「地元の人と銭湯で仲良くなる作戦」などを駆使して、奥深いお雑煮の世界を丹念に調べていくしかなかったのだ。47都道府県のお雑煮を一挙に紹介した書は、そんな努力が結実した日文化史上の記念碑的作品である。 私はイベントや出版企画をまとめる仕事をしていて、その過程で、家でゴキブリを飼育してべる女性や、古墳が大好きなシンガーソングライターさん、鉄工所を営むかたわらエスカルゴの養殖をされている方など、多くの面白い方々とお会いしてきた。粕谷さんは、その中でも対象物に向けられた情熱のピュアさ加減が、ほんとに、ズバ抜けた人なのだ。初対面で、これは普通じゃないと私は感じた。

    えっ!ウチと違う!? 『お雑煮マニアックス』 - HONZ
    kowyoshi
    kowyoshi 2016/12/10
    お腹空くなあ
  • 『ニワトリ 人類を変えた大いなる鳥』 - HONZ

    ニワトリ無くして、人類無し! もし世界からニワトリが消えたなら? きっと各地でパニックが起きるに違いない。鶏肉は牛肉・豚肉などと比べて国際的な生産・消費量が急増しており、とりわけ新興国・途上国での需要がぐんと伸びている。安価で栄養価の高い肉や卵は、多くの庶民の健康を陰で支えてきた。 その膨大な加工品も含めて、人類にとってますます不可欠な材となり、成長する巨大都市のエネルギー源にもなっている。 もし私たちが他の惑星へ移住する時がきたならば、最も重要なタンパク源としてニワトリをまず同行させるだろう。実際、NASAはニワトリが惑星間旅行に耐えられるかどうかの実験をしており、可能と結論づけている。 材だけではない。インフルエンザの世界的流行をい止めるのにも、ニワトリは重要な役割を担っている。インフルエンザワクチンを作る入れ物として、卵が使われているのだ。 「宇宙船よりも複雑な構造」を持つ卵

    『ニワトリ 人類を変えた大いなる鳥』 - HONZ
    kowyoshi
    kowyoshi 2016/11/17
    原種のセキショクヤケイを見ると、ニワトリってキジの仲間なんだなあと思うわ
  • 『一汁一菜でよいという提案』 家庭の料理を初期化しよう! - HONZ

    育では、一緒にべることの大切さ、家族揃って卓を囲むことの大切さが説かれます。けれど、商売をやっている家庭や、親が働いている家庭では、一緒に卓を囲めないのは当然で、親が用意した汁を自分たちで温めて、子どもだけでべる。そんな家庭はたくさんあると思います。それでも、大切なものはもうすでにもらっています。それが手作りの料理です、愛情そのものです。だから、別に一緒にべることばかりが大切じゃないのです。 だれもいない夜、両親の帰りが遅いとき、鍋焼きうどんの材料が全部入った皿が台所に用意してあったら嬉しいでしょう。うどん、鶏肉、かまぼこ、しいたけ、ねぎの切ったものが入っています。一人用の土鍋に入れて、だし汁を張って火にかけて煮立てて、うどんを煮込みます。熱々の鍋焼きうどんをテレビの前で一人でべた夜は、私にとって大切な思い出です。 このくだりを読んで、胸がじんとして、涙が出てしまった。しばら

    『一汁一菜でよいという提案』 家庭の料理を初期化しよう! - HONZ
    kowyoshi
    kowyoshi 2016/10/25
    具だくさん味噌汁を具だくさんカレーに置き換える実験>飯と具だくさんの味噌汁があれば、あとは香の物で良い。これが基本形である
  • 『「火附盗賊改」の正体 幕府と盗賊の三百年戦争』江戸は意外と治安が悪い? - HONZ

    火附盗賊改といえば、池波正太郎の小説『鬼平犯科帳』を思い浮かべる人も多いであろう。特にテレビドラマで中村吉右衛門が演じる長谷川平蔵が「火附盗賊改である!」と見得を切るシーンは有名だ。 ところが、小説やドラマなどで有名な火附盗賊改という組織がどのような組織であったのかと問われると、私をはじめ多くの人が明確には答えられないのではないか。そもそも江戸の治安を守っていたのは北町、南町の奉行所ではないのか?という疑問が湧いてくる。小説映画、果ては漫画まで江戸時代を扱う作品は巷にあふれるように存在している。そのために、この時代の事はなんとなく知っているように思いがちだ。火附盗賊改もそんな存在の一典型ではないだろうか。 では火附盗賊改とはどのような組織であったのだろうか。それを知るには徳川幕府創世記の慶長・元和の時代まで遡る必要がある。戦国の余風が残るこの時代には滅亡した大名家の残党とも言うべき人々が

    『「火附盗賊改」の正体 幕府と盗賊の三百年戦争』江戸は意外と治安が悪い? - HONZ
    kowyoshi
    kowyoshi 2016/10/18
    大江戸ワイルド7みたいなものか、火付け盗賊改って
  • 『ジビエ教本 野生鳥獣の狩猟から精肉加工までの解説と調理技法』自分で獲って、自分で捌く - HONZ

    ジビエレストラン「LA CHASSE(ラシャッス)」がどこにあるか直ぐに分かる人はかなりの通である。住所は港区六木三丁目で、泉ガーデンの首都高環状線を挟んで向い側の、先日オープンしたばかりの六木グランドタワー(六木三丁目東地区計画)の直ぐそば、六木通りから少し入った寄席坂の上の方にある。この都会の喧騒の中にポツリと佇む隠れ家レストランをわざわざ訪れるのは、かなりのジビエ好きである。 「ジビエ」とは野生の鳥獣のことで、転じて、それらの料理を指す言葉としても用いられる。つまり、鴨、山鳩、山鶉、雉子、雷鳥、蝦夷鹿、熊、兎、猪など野生の材を使った料理が「ジビエ料理」である。高タンパク低カロリーで肉の旨みの詰まったジビエ材は、日でもここ最近急速に人気が高まっている。 ワインとの取り合わせをソムリエ試験的に言えば、「羽のジビエはブルゴーニュの高級な赤ワイン、毛のジビエの煮込みは南西地方か

    『ジビエ教本 野生鳥獣の狩猟から精肉加工までの解説と調理技法』自分で獲って、自分で捌く - HONZ
    kowyoshi
    kowyoshi 2016/10/04
    リアル「ハントクック」か>サーブする肉が全て自分で獲ったものなどという店が、東京で他にあるのだろうか
  • 『「日本スゴイ」のディストピア 戦時下自画自賛の系譜』最近、再び増殖中 - HONZ

    「ディストピア」とはユートピアの反対語。理想郷じゃない場所のことだ。「日スゴイ」ならユートピアなんじゃないの?と思いながら読みはじめると、戦時下に行われたプロパガンダによって洗脳された日人の姿に戦慄させられる。言葉の力は強大だ、プラスに働いてもマイナスでも。 書には昭和初期から終戦までに出版された、当時の「日スゴイ」の中から「日主義」「礼儀」「勤労」など、現代にも通ずる日礼讃キーワードごとに、膨大なを吟味していく。こんなことが大真面目に語られていたかと驚くばかりである。 そもそも「日スゴイ」のネタの原型はどこにあるのか。探っていくと見つかったのは週刊新潮の版元、新潮社が出していた月刊総合雑誌「日の出」であったのだ。 満州事変を契機とする日の国際連盟脱退を受けた「日の出」1933年10月号には「世界に輝く日の偉さはこゝだ」という特別付録が付いていた。地球上に全く孤立無援

    『「日本スゴイ」のディストピア 戦時下自画自賛の系譜』最近、再び増殖中 - HONZ
    kowyoshi
    kowyoshi 2016/08/09
    まだ買ってないから買わないと
  • 『ザ・パーフェクト 日本初の恐竜全身骨格発掘記』 完璧な化石をめぐる完璧な物語 - HONZ

    北海道むかわ町穂別で日古生物学史上最大級の発見があったのは2003年4月。それから10年以上が経過した2013年7月17日、日初の恐竜全身骨格発見が北海道大学のプレスリリースで世間に伝えられた。誰がどのようにしてこの化石を発見したのか、公表までの10年間研究者たちは何をしていたのか、このハドロサウルス科の新種と思われる恐竜は7000万年以上前どのように日にたどり着いたのか。書は世紀の発掘に携わった様々な人にフォーカスを当て、それぞれの視点から発掘の過程をドラマ仕立てで伝えてくれる。 化石の謎が少しずつ解き明かされていくエキサイティングな展開に、最後には全身骨格が発見されるのだと分かっていても、ページをめくる度に鼓動が高なっていく。そもそも恐竜とは何なのかということから丁寧に解説されており、サイエンスを敬遠している人でも楽しめる。また、科学者、博物館職員、大学院生、イラストレーター

    『ザ・パーフェクト 日本初の恐竜全身骨格発掘記』 完璧な化石をめぐる完璧な物語 - HONZ
    kowyoshi
    kowyoshi 2016/08/01
    買わないと(発売記念イベント、行けなかったんだよなあ)
  • 史上最強のナード──『最初のRPGを作った男ゲイリー・ガイギャックス〜想像力の帝国〜』 - HONZ

    君は『ダンジョンズ&ドラゴンズ』(Dungeons & Dragons :以下D&D)を知っているか。 D&Dは紙と鉛筆とサイコロ、世界観や数値が記載されたルールブック、それに自身の想像力/対話を駆使して複数人で行うテーブルトークアールピージー(以下TRPG)である。1974年に発売された作は世界中で流行し、プレイヤーが冒険者になりきってファンタジー世界を探索する世界初のロールプレイングゲームと呼ばれる。数えきれないほど多くのクリエイターが作から受けた影響を表明しており、TRPGをやったことがなくともD&Dの名は知っている人も多いだろう。 ゲイリー・ガイギャックスはこのD&Dを生み出した人物であり、書はそんな偉大な男の伝記である。これがもう、めちゃくちゃおもしろい。その人生は波乱万丈。幼少期からゲームにのめり込んで高校は中退、仕事ゲームをやっていてクビになる。独創的なゲーム・アイデ

    史上最強のナード──『最初のRPGを作った男ゲイリー・ガイギャックス〜想像力の帝国〜』 - HONZ
    kowyoshi
    kowyoshi 2016/07/07
    TSR社の名前が懐かしい
  • マンガ新聞 - 漫画の記事・無料連載・新刊情報・おすすめ漫画レビュー

    いの快感が忘れられない『人魚姫のごめんねごはん』 2018年11月19日 僕はありがたいことにべ物の好き嫌いがないので、お肉も野菜も大好物ですが、魚や貝といった海鮮も大好きです。 なにせ魚介類は種類も豊富だし、調理方法で味も千変万化。それこそ毎日べたって飽きません。...

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    kowyoshi
    kowyoshi 2016/06/17
    読むと静岡に行きたくなる漫画。早くツンツン喫茶「委員長」が開店しないかなあ(詳しくは単行本を読もう)