iPod nano 4GBモデルに搭載されていたSamsungのフラッシュメモリチップ。1枚の基板の裏表に1個ずつ配置されている 9月8日に発表された「iPod nano」は、そのバイト単価の低さで、他を圧倒した。 特に4GBモデルのバイト単価は、デジタルオーディオプレーヤーばかりか、CFカードをも凌駕している。この4GBモデルに韓国のSamsung(Samsung Electronics)のNANDフラッシュチップが採用されていることは、本誌でもレポートされている。 使われているメモリチップは「K9WAG08U1M」という16Gbit NANDフラッシュチップが2個。型番で3番目の「W」はSLCのフラッシュメモリダイを4枚スタックした構成であることを意味している(SLCはSingle Level Cell、要するに多値技術を用いてないということ)。つまりiPod nanoの4GBモデルは