タイトルが冴えないけど「日本語作文術 (中公新書:野内良三)」(参照)は良書だった。文章読本の系統では新しい古典になるのではないか。レベルは一般向け。高校生が読んでもよいくらい。大学生や新社会人も読んでおくと、一生のお得。悪文を書き連ねている私がいうのもなんだけど、これ読むと、それなりに文章がうまくなることお請け合い。 文章読本は数多くある。ありすぎる。人それぞれ信奉する良書もある。なので、どれが良書かという議論は、ご宗教みたいな話に堕しがち。どうぞご勝手に。私はある時期からあまりこだわらず、そのときおりの文章読本を時代を読むように読むようになった。文章読本自体を楽しむという趣向では「文章読本さん江 (ちくま文庫:斎藤美奈子)」(参照)のような冷めた感じだ。文章というのは多面的で一冊の文章読本ですべてを言い尽くせるものでもないし。 それでも信奉書に近いものはあって、平凡だが二冊。「日本語の
来年も作りたい!ふきのとう料理を満喫した 2024年春の記録 春は自炊が楽しい季節 1年の中で最も自炊が楽しい季節は春だと思う。スーパーの棚にやわらかな色合いの野菜が並ぶと自然とこころが弾む。 中でもときめくのは山菜だ。早いと2月下旬ごろから並び始めるそれは、タラの芽、ふきのとうと続き、桜の頃にはうるい、ウド、こ…
「ぶん殴る」や「ぶん投げる」の「ぶん」はどこから来たのだろう。「ぶーん」と音を立てて殴ったり投げたりするから?やはり、そんなことはないだろう。ヒントは、これと似た言葉である「ぶっ殺す」「ぶっつける」などの「ぶっ」にある。「ぶん殴る」や「ぶん投げる」では「ぶん」の後の動詞が「なぐる/なげる」とN音で始まるから、これに引かれて「ぶん」と、最後が音便化している。一方「ぶっ殺す」「ぶっつける」の方は「ぶっ」の後がK,T音だから、こちらは-KK、-TTと促音便化し、ひらがなで「っ」と書かれる。そうすると「ぶん」と「ぶっ」はその次に来る動詞の最初の子音によってどちらかが自動的に選ばれるだけで、本来は同じ物なのに違いない。「ぶっ殺す」は「ぶち殺す」とも言うから、「ぶん」と「ぶっ」は「ぶち」が変化したものだろう。語源は動詞の「ぶつ」と思われる。しかし、「ぶち殺す」や「ぶちつける」はいいとして、「ぶち殴る」
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