著者プロフィール:松田雅央(まつだまさひろ) ドイツ・カールスルーエ市在住ジャーナリスト。東京都立大学工学研究科大学院修了後、1995年渡独。ドイツ及び欧州の環境活動やまちづくりをテーマに、執筆、講演、研究調査、視察コーディネートを行う。記事連載「EUレポート(日本経済研究所/月報)」、「環境・エネルギー先端レポート(ドイチェ・アセット・マネジメント株式会社/月次ニュースレター)」、著書に「環境先進国ドイツの今」、「ドイツ・人が主役のまちづくり」など。ドイツ・ジャーナリスト協会(DJV)会員。公式サイト:「ドイツ環境情報のページ」 筆者の住むドイツの夏は、日本に比べるとずっと過ごしやすい。例えば首都ベルリンと東京の年平均気温を比べると、ベルリンは約10度、東京は約16度と6度の差があり、さらにベルリンは湿度が低いため真夏日でも木陰に入れば結構快適に感じられる。 しかしながらドイツにも年によ