滝沢村は3日、岩手山の豊かな自然を感じ、若者に定住してもらおうと7月31日に開催した「婚活登山」の参加者へのアンケート結果を発表した。2組のカップルが誕生し、回答者の半数以上の50人が「楽しめた」と回答したものの、住む場所を決める要因として利便性を挙げる回答が目立ち、村が目標とする定住促進には厳しい結果となった。 アンケートはイベントの満足度や婚活、定住など15項目。婚活登山の参加者99人(男性47人、女性52人)中88人が回答した。 「住む場所を決める時の最も大きな要因」では、「職場が近い」が38人、「買い物が便利」が24人と、豊かな自然よりも利便性を求める人が多かった。村外の回答者(67人)に「滝沢村に住んでみたいと思うか」と聞いたところ「とても思う」「わりと思う」が計29人にとどまり、積極的に定住を考える人は半数に届かなかった。 企業振興課の林野栄治主査は「婚活登山は村を知るきっかけ