【上海時事】仮想アイドル歌手「初音ミク」のコンサートが27日、中国本土としては初めて上海市で開催された。詰め掛けたファンは電子の歌姫の歌と踊りに熱狂した。 ミクが立体画像の形でステージに現れると、会場を埋めたファンたちは大歓声。総立ちでペンライトを振り、「ミク! 」などと声援を送った。 ミクが「あまり発音がうまくないけれど」と前置きして中国語で歌うと、会場からひときわ大きなどよめきが起きた。 ミクのコスプレで参加した上海の女性看護師(22)は「中国で初めてなのでとても感動した。これから毎年来てほしい」と興奮した様子。関連グッズを大量に買い込んだ上海の男性公務員(29)は「ミクはバーチャル(仮想)なところがいい」と魅力を語った。