≪小沢氏の異常な民主主義観≫ 民主党政権は「3K」すなわち「基地」「経済」「虚偽献金」の3つの問題を抱えて立ち往生しているといわれるが、これに「皇室への不敬、不埒(ふらち)、不遜(ふそん)」という4番目の「K」が出来(しゅったい)した。 最初の3つと皇室にかかわる問題を並べるのは畏(おそ)れ多いことではあるが、この「4K」は、いずれも小沢一郎幹事長の目的なき権力志向および浅薄な民主主義(憲法)観、鳩山由紀夫首相の指導者としての資質の欠如、民主党所属議員の不甲斐(ふがい)なさがもたらした問題であり、相互に連関している。 幹事長の“命令”に官邸が右往左往し、結果的にルールを逸脱したかたちで天皇陛下にご負担をおかけした問題については既に多くから指摘されているのでここでは措(お)くが、見過ごせないのは記者会見で同氏がまくしたてた異常な民主主義観、憲法観である。 14日の記者会見で、小沢氏はいささか