民主、国民新の与党2党と、社民党の国対委員長は1日、国会内で会談し、昨年9月に3党で合意した「政策合意」の実現に向け、協力を続けることを柱とした新しい3党合意を結ぶことで合意した。社民党の連立離脱により、参院選への危機感が強まる中、選挙協力を再確認することが狙い。近く幹事長会談を行い、正式合意したい考えだ。 合意書案では、社民党の連立離脱後の3党の関係について「多くの国民が古い政治への回帰を望んでいないと認識を共有する」と明記し、協力関係を崩さない方針を掲げた。その上で政策合意の実現のほか、参院選で「選挙協力を希求する」ことを記した。 国会対策でも、社民党が重視する労働者派遣法案、国民新党が進める郵政改革関連法案などの成立に向け、3党が協力することなどが盛り込まれた。意思疎通を図るための協議機関も設置するとしている。