日経平均が乱高下しており、市場の先行きが見通せない状況が続いている。8月5日には前週末比4451円安という「令和のブラックマンデー」で過去最大の下げ幅を記録したが、その後は急反発も見せた。混乱が続くなか、株式投資で億単位の資産を築いた「億り人」はどう動いたのか。投資家VTuberの「はっしゃん」さんに話を聞いた。 はっしゃんさんは年4回発行される『会社四季報』に掲載された各企業の株価チャートなどを参考にしながら、独自理論を使って買い時を分析している。基本は細かな値動きに一喜一憂しない「長期保有」がはっしゃんさんのセオリーだ。その投資スタイルで、これまで20数年をかけて、3億円超の資産を積み上げた。 そんなはっしゃんさんは、今回の乱高下が始まる前の7月31日、日本銀行の植田和男総裁の利上げに関する発表を受けて、株価の暴落が近いことを予感していたという。 「米国の景気後退懸念があるなか、日銀は