「一国一城の主」の言葉に代表される通り、持ち家の取得は多くの人にとっては夢、憧れのまと。しかし金銭的ハードルの険しさは自家用車以上のもの。それでは社会を担い始めた20代にとって、持ち家取得を考えても良い年収水準はどれ位なのだろうか。SMBCコンシューマーファイナンスが2014年12月に発表した、20代を対象にした調査結果「20代の金銭感覚についての意識調査」から、その実情を確認していく。 次に示すグラフは、自分の年収(収入総額。税金や社会保険料込みの値)が幾ら位になれば、住宅の取得を考えても良いかとする額面。一時的では無く、経常的な意味での値であることに注意。例えば年収400万円に達した時点で取得しても良いと考える人は、年収500万円の条件でも当然取得したいと考える。400万円より500万円の方が、金銭的余裕は一層あると考えられるからだ。そこで各年収の仕切り別回答率に加え、累積の回答率も併