アメリカ航空宇宙局(NASA)は8月20日、半世紀ぶりの有人月面探査を目指す「アルテミス」計画について、最初の有人探査ミッションにおける13か所の着陸候補地を発表しました。 アルテミスは1960~70年代に実施された「アポロ」計画以来となる有人月面探査計画で、永久影(太陽光が届かない範囲)に水の氷が埋蔵されているとみられる月の南極域を焦点に、宇宙飛行士による有人探査や探査機による無人探査が予定されています。同計画は月面での持続的な探査活動や将来の有人火星探査も見据えており、宇宙飛行士の飲用水などに利用できる水の氷の探査だけでなく、レゴリス(月の砂)から酸素を抽出する技術の実証実験なども計画されています。 【▲ 月に着陸したHLS(有人着陸システム)仕様のスターシップを描いた想像図(Credit: SpaceX)】今回NASAが発表したのは、アルテミス計画で初めて有人月面着陸を行う「アルテミ
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