JRubyを利用したRuby on Rails(以下、Rails)のことを「JRuby on Rails」と呼びますが、オラクルのユーザー向けSNSサイト「Oracle Mix」は、このJRuby on Railsで開発されるなど、JRubyを利用したRailsアプリケーションは実用に近づいてきたといえます。 本稿では前編・後編に分けて、JRuby on Railsについて解説します。前編ではRailsのIDEであるAptana RadRails(以下、RadRails)を使い、手軽にJRuby on Railsアプリケーションを体感する方法を紹介します。ToDo管理アプリケーションを構築しながら、RadRailsの便利な機能を紹介していきます。 JRubyはJavaとRubyのイイとこどり? JRubyとは一言でいうと、100% Pure-Javaで実装したRubyの実装系のことです。こ
こんにちは,quill3(クイールさん)と申します。筆者は,IT系企業に勤務している大型メインフレーム系の技術者で,およそ10年ほどCOBOLを使用した事務処理用のシステム開発に携わってきました。 自宅のPCでも趣味でプログラミングをしています。ここ数年のWebアプリケーションを見て,筆者もこの流行に乗り遅れまいと,Rubyを利用してRetroTubeというサイトを作りました。2007年1月から公開しています。 この連載ではRetroTubeの開発中に体験した,面白かったことや学んだことなどについて,順を追って紹介していきます。これを読んで,読者の皆さんが「自分もWebアプリの開発にチャレンジしてみよう」と感じていただければ幸いです。ぜひ,読んでみてください。 第1回 Webアプリを夢見るCOBOL技術者 第2回 意気込まない,一息に完成させない 第3回 見えてきた完成形 第4回 メインフ
startmac 生まれてはじめて、プログラミングなるものしてみんとて。 いやー、Webディレクターをしていると、ちょっとでいいから自分でプログラミングができるといいなと思いはじめるんですよねー。 でもあまりにも敷居が高くて、なかなか手を出せず、そしてどんどん月日は流れていくばかり。 で、このたびStart Macに当選してMacBookをもらったとき、これを機に、 「今度こそ、絶対に、何が何でもプログラミングを学ぼう」 と思ったんですよね。ほら、MacってベースがUNIXだから、なんとなくプログラミングとかもやりやすそうな気もするし。 なので、今回はちょっと気合を入れて、先生を見つけて、時間をとって、とうとうやってしまいました。 プログラミング童貞を捧げる相手は、「Ruby on Rails」。とても簡単にプログラミングができると話題のフレームワークです。 Rubyというプログラミング言
尾藤正人(a.k.a BTO)です 先日公開したブラウザだけでネットワーク対戦ゲームができるサイト「プラッシュ」では、 フラッシュとネットワーク通信を行う専用のXMLSocketサーバを開発しました。 このXMLSocketサーバはrubyで書かれています。 LLでデーモンを書く需要が、それほどあるとは思えませんが、デーモンを書く際に気をつけた点、工夫した点をまとめてみたいと思います。 なぜrubyを選んだのか rubyを選んだのには理由は2つあります。 Railsを採用した LLで早く開発をしたかった 僕も昨今のRailsブームにのって個人的にRailsを使い始めていました。 プラッシュは完全に新規プロジェクトで環境を選択する事ができたので、迷わずRailsを選択しました。 では、なぜCのようなコンパイル言語で書かなかったのか。 速く動くものを開発するよりも、早く開発をしたかったからです
インターネット全盛以前に誕生したJava。アプリケーション開発の形態が変化していく中で、Javaもまたいろいろな刺激を受けてきている。これまでのJavaと今後のJava、業界キーマンがコラムで語る。 ある年のJavaOneカンファレンスでのことである。筆者は、あるパネルディスカッションを聴いていた。ビル・ジョイ氏がパネリストとして参加していたからである。 ビル・ジョイ氏といえば、UNIXの世界にTCP/IPとページング仮想記憶をもたらした4.2BSDの開発者であり、Sun Microsystems社の創業者の一人であり、そしてジェームズ・ゴスリング氏の上司としてJavaの誕生を後押しした人物でだ。もしビル・ジョイ氏がゴスリング氏の研究開発を認めていなかったら、Javaは(当時は違う名前だったが)失敗プロジェクトの一つとして忘れ去られていただろう。 そのほかならぬビル・ジョイ氏が、会場を埋め
結城浩 (ゆうき ひろし) Java,Perlなどの書籍でおなじみの著者。 最新刊は「数学ガール」。 このイラストは結城浩さん書き下ろしのもの。 http://www.hyuki.com/ 日経ソフトウエア2007年8月号,特集のテーマはプログラミング言語のRubyです。「Ruby大作戦」と題した本特集の中で,Ruby作者のまつもとゆきひろ氏と,JavaやPerlの書籍や本誌連載の執筆,Web上での活動で著名な結城浩氏の対談を設けました。以下は,日経ソフトウエア2007年8月号に掲載した対談の全内容です。ぜひお楽しみください。なお,この対談では,お二人のファンで日経ソフトウエア特集「Ruby大作戦」のPart5にも寄稿いただいた松岡浩平氏にも同席していただきました。この対談でRubyに興味を持たれた方は,ぜひ日経ソフトウエア2007年8月号をお読みください。 はじめてのRuby ――結城さ
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