Red Hat Enterprise Linux 6 が開発中という情報が出始めてからかなりの時間が経つのですが、なかなか新しいバージョンが出てこないことにそろそろ私たちも苦しい思いをし始めています。正確に申し上げると、我々ホスティング会社が苦しいというよりも、我々のサービスを使っていただいているお客さまにとって、難しい問題になりつつあります。問題は、現行のバージョンであるRed Hat Enterprise Linux 5において残されているサポート期間の短さです。 少し丁寧に説明すると、Red Hat 社は製品のライフサイクルについて、初期出荷からサポート終了までの期間を"おおよそ"7年としています。この7年は3つに別れていて、「Production1」という約4年間のフルサポート期間、「Production2」という約1年間の限定サポート期間、そして最後に来る「Production3