ため息が全部お金になったらいいのに… 鈴木詩子の「私が出会ったウンザリ女」 第9回「美術館好きな女にウンザリ」 高校生の頃、私は周りからサブカルに強いおしゃれな人だと思われたくて必死でした。 澁澤龍彦を読みあさり、ジム・ジャームッシュやレオス・カラックスの映画を観まくり、毎月スタジオボイスを買ってはさりげなく教室で読みふけったり、ふと「私、廃墟が好きなんだよね…」なんて言ってみたりしていました。 でも、本当は根性でなんとか読破したり、眠らないで最後まで観終わればクリア…みたいな感じで私には難し過ぎて全然頭に入ってきてなかったんです。 そして、実は心の底から面白いと思っているのは『バック・トゥ・ザ・フューチャー』や岡田あーみんの漫画だっていう事は内緒にしていました。 そんなある日、おしゃれな友達Rちゃんと一緒に美術館に行ったんです。 最初は、こんなおしゃれな休日の過ごし方っていいなぁ~と、浮
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