大阪、三重、福岡で起きた掲示板での脅迫・殺人予告の書き込みは、遠隔操作のトロイの木馬(なりすましウイルス)であることが判明した。プログラムのコードから見てオリジナルの可能性が高く、ある程度の知識がある人物だと思われる。 コード分析の結果は「オリジナル」で「腕が立つ人間」か 大阪、三重、福岡で起きた脅迫・殺人予告の書き込み事件は、当初3人が逮捕されたが、いずれも犯人ではなく、パソコンを乗っ取られたことが原因だった。パソコンを遠隔操作するトロイの木馬を仕込まれ、本当の犯人が外部から遠隔操作で書き込んでいる。筆者の推測にはなるが、手口が似ていることから、三つの事件は同一人物の犯行だと思われる。 なりすまし・遠隔操作に使われたトロイの木馬は「iesys.exe(アイイーシス.エクゼ)」と呼ばれるものだ。新種のトロイの木馬であり、10月10日まではウイルス対策ソフトで発見できないものだった。