米プロバスケットボール協会(NBA)のアトランタ・ホークスのオーナー、ブルース・レベンソン氏は7日、自身が2年前に人種差別的な内容を含むメールをチーム関係者に送っており、これを理由にチームを売却する意向を明らかにした。NBAには2カ月前にメールの存在を伝えており、リーグも調査中だったという。 チームが公開したメールで、レベンソン氏はシーズンチケットの売れ行きが不調な理由について、「黒人の客が多い」としたうえで、「白人のファンが黒人を恐れて来なくなったのでは」「黒人ファンの多くは使える所得が少ない」「白人のチアリーダーも必要」などと書いていた。レベンソン氏は7日の声明で「白人ファンの方が、黒人ファンより大切というメッセージを送ってしまった」と謝罪した。 NBAでは今年、ロサンゼルス・クリッパーズのオーナーが人種差別的な発言を理由にリーグから追放されたばかり。この時は20億ドル(約2100億円