先日の地震で、友人が深く関係している大阪北部の施設について、断水などは大丈夫か、不便などはないかと連絡すると、返信の件名が「フフフのフ」だった。最近建て替えをしたらしく、無事だったらしい。それまでは真面目なやりとりをしていて、メールの内容もしっかりしたものだったが、どうしても件名で『こいつら100%伝説』のゲストキャラクターである、日系2世の霊媒医師発禁スレスーレさんの名台詞である「フフフのフ」を言わなければいけない友人の業のようなものを感じた。 それほどまでに、わたしたちの世代の一部の人間には、岡田あーみんの作品は影響がある。「魂に刻まれた」としか言いようがないほどに。準拠集団の表明や見返りを抜きにした、こちらが信仰だけをひたすら捧げる神と言える表現者がいるのだとしたら、わたしと友人には岡田あーみんだ。わたしたちはおばあちゃんが般若心経を暗記していたように「フフフのフ」とか「マカペー」と