ブックマーク / ururundo.hatenablog.com (37)

  • 白い野の百合 - ururundoの雑記帳

    集落のあちらこちらに 白い百合の花が群れて咲いている。 太い一の茎から 幾つもの花をつけたのもあれば 風が吹けば すぐに倒れそうな 細い茎の 小さな花まで。 広い原っぱに ピンクのゲンノショウコと競う 白い百合の花の群れ。 しばし立ち止まり その美しさを心におさめる。 10日ほどの華やかな生を 暑い日差しの下 今が盛りと揺れている。 秋の虫が鳴き 月が柔らかな光を地上に注ぎ 冷たい夜露が白百合に落ちる夜。 涼しい空気が 窓から吹き込む朝の その気持ち良さを待ちながら さあ 今夜はこれで終わりだ。

    白い野の百合 - ururundoの雑記帳
    linomahina
    linomahina 2020/08/30
    我が家の庭にもどこからか根付いて毎年お盆の頃に咲いてくれます。数本摘んで玄関に飾り、仄かな、でも艶やかな香りを楽しませてくれました。山では今が盛りなんですね!凛とした姿、美しいです。
  • 朝食のパンケーキ - ururundoの雑記帳

    「新コロナ」で スーパーの棚から強力粉が消えた。 ホームベーカリーで焼いたパンを 毎朝べる我が家。 これはちょっとした問題だ。 という事で 最近の朝はパンケーキを焼いている。 クレープより少し分厚い。 焼き上がりを皿に重ねていく。 この作業をする時 いつも「大草原の小さな家」の アルマンゾを思い出す。 冬の寒い日 ストーブで 蕎麦粉のパンケーキを焼き 焼き上がりを皿に重ねていたな。 友達の作った野苺のジャム。 少し青臭い野性の味を感じる。 焼き立てパンケーキに マーガリンを塗る。 その上に野苺ジャム。 ちゃんと淹れた紅茶にミルク。 ブルーベリーを加えたカスピ海ヨーグルト。 朝の楽しみ 質素な朝だ。 ______________________ ururundoのパンケーキレシピ 夜に作っておくと便利! 薄力粉    300g 砂糖     30g(塩ひとつまみ) ベーキングパウダー 

    朝食のパンケーキ - ururundoの雑記帳
    linomahina
    linomahina 2020/06/19
    レシピ!
  • 映画「Paterson」(パターソン) - ururundoの雑記帳

    映画「パターソン」(Google画像より) アメリカ東海岸ニュージャージー州の 小さな町Paterson。 その街に バスドライバーのパターソンが住んでいる。 小さな家に 夢みがちなと 笑わないブルドッグと共に暮らす。 パターソンの毎日は何も変化がない。 朝目覚め 一人でシリアルをランチボックスを持ち職場へと向かう。 そして 浮かんだ詩をノートに書き留める。 例えば 卓の上のマッチをじっと見つめ それを 言葉に紡いでいく。 帰宅後は犬の散歩。 途中で馴染みのバーでビールを飲む。 夕の独創的な料理に驚き 時にはそれを我慢をしてべる。 そんな穏やかな日々の繰り返し。 パターソンの書く詩は アメリカの詩人ロン・バジェットのもの。 そしてこの映画は ウィリアム・カーロス・ウィリアムズのが バックボーンになっている。 監督はジム・ジャームッシュ。 「ストレンジャー・ザン・パラダイ

    映画「Paterson」(パターソン) - ururundoの雑記帳
    linomahina
    linomahina 2020/06/01
    わたしも、先日観たばかりです!言葉を紡ぐ穏やかな日常、大好きな映画のリスト入りしました。
  • 甘くて熱いチャイ - ururundoの雑記帳

    瑞々しい八朔の袋を剥ぎ 皿に並べる。 丁度 私がべる分。 ティーバッグのチャイを 白いミルクパンで沸かす。 牛乳はたっぷりと。 小屋の中に充満する 強いスパイスの香り。 深夜に「おやつ」というのもおかしいが 晩ご飯と寝るまでの間の これが 私の長い間の習慣だ。 甘くて熱いチャイは美味しい。 薬効も兼ねるスパイスは 心をゆったりとさせる。 さて 今夜も 熱いチャイを啜り 八朔をつまみ 寝るまでの貴重な時間を過ごそう。

    甘くて熱いチャイ - ururundoの雑記帳
    linomahina
    linomahina 2020/02/29
    豊かでゆったりとゆるやかな時間。。見習おうと思います:)
  • 美しい風化していくもの達 - ururundoの雑記帳

    雪が溶けた地面に残された 杉の葉と実は とても シックな色合いと風合いをしている。 手の平に載った杉の実は コロコロと転がり 葉っぱはイガイガとする。 しっとりとした 松の木の台に それらを載せ 小さなコアジサイの枯れ花を二つ。 土の上で朽ちていくはずだった。 美しい風化していくもの達。 とても ポイっと捨てられない。 明日 杉の実は開いた形になり 違う顔で 私を見るはず。

    美しい風化していくもの達 - ururundoの雑記帳
    linomahina
    linomahina 2020/02/29
    風化していく美しさ。それぞれに凛として。新しい視点を教えて下さいました。ありがとうございます!
  • 雪の姿 - ururundoの雑記帳

    溶けた後に 又 降った雪。 強い北風で横に吹く雪。 朝 目に飛び込んできた 軽くて薄い雪。 数日前までの 陽気に浮かれて 飛び出してきた 草の芽を そっと守る雪。 振り返した冬の日 と 言うより やっと 普通の2月の冬だ。 冬の初めに降る雪は 「ああ これから3ヶ月 雪に覆われるのだな」 と 思う。 冬の終わりの雪は 「もう これが最後の雪だ」 と 遠くから聞こえてくる 春の足音に 私は頭を傾け 耳をそばだてる。

    雪の姿 - ururundoの雑記帳
    linomahina
    linomahina 2020/02/29
    春を呼ぶ雪…雪が珍しい土地に住んでいると分からないけれど、降る雪にも色々な表情があるんですね。
  • シンプルな野菜スープ - ururundoの雑記帳

    まだ 暑い秋に 植木鉢にパラパラと 人参の種を蒔いた。 イギリスの絵に登場する人参。 べる事や 大きくなる事は 全く期待せず 可愛い葉っぱや赤い人参が 育つのを見たかった。 暑い秋も過ぎ クリスマスも終わった。 葉っぱが茶色くなりかけたので 「そろそろ引いてみようか」 なんと! 可愛い苺ほどの大きさの人参。 齧ると 果物の様な甘さ。 大根をサイコロ状に切る。 たっぷりと。 人参も同じ様な大きさに。 ストーブの上で コトコトと 潰れるほどに煮る。 大根と人参の 深い味がする。 ほんの少しのチキンコンソメと 粗挽き胡椒を振る。 素材の美味さと時間から生まれる旨味。 沢山もらった大根や白菜で 野菜のスープをまめに作ろう。 体を温め 健康に過ごせそうな気がする。

    シンプルな野菜スープ - ururundoの雑記帳
    linomahina
    linomahina 2019/12/29
    シンプルな野菜スープがある豊かな情景が眼に浮かぶようでした:)
  • 絶滅危惧種扱いの自家製栃餅 - ururundoの雑記帳

    テーブルの上の白い皿に 大きな栃が五つ。 それの一つを 四つに切り ストーブの上で こんがりと焼く。 ストックの缶詰から 井村屋の小豆缶を取り出し 缶切りで開ける。 白の鉢にたっぷりと 甘く煮た小豆を入れ 沸騰した湯を注ぐ。 その中に素早く放り込む 2個の小さな栃。 近くの山に自生する栃の木。 秋に山へ分け入り 栃の実を 袋にいっぱい詰め込んで帰る。 もち米も今年の秋に収穫したもの。 そんな手間入りの栃を 毎年5個 赤カブ 白菜の糠漬けとともに 届けて下さる タツコさん。 明日は 焼いた栃を 甘い砂糖醤油を絡めてべよう。 豊かな山の村の文化。 それを次世代にバトンを渡すには 余りにも便利になり過ぎた。 絶滅危惧種扱いの自家製栃を 今日 ありがたく受け取った。

    絶滅危惧種扱いの自家製栃餅 - ururundoの雑記帳
    linomahina
    linomahina 2019/12/29
    栃餅!子供の頃物語に出て来て食べてみたいと想像したことを思い出しました。
  • 今度こそ・・・必ず - ururundoの雑記帳

    午後4時 大津市瀬田から帰る途中。 琵琶湖東岸の湖岸道路を走りながら 日の暮れが早いのを気にしていた。 暗くなるまでに 山に帰り着きたい。 寄り道はなしだよ。 湖岸道路沿いは メタセコイアがとても多い。 私の好きな生きた化石。 見過ごせないメタセコイアの並木が現れる。 美しく赤い茶色に色ずいた樹形のいい木々。 「やっぱり寄って行こう」 と パーキングに車を止めた。 テントが幾つか張られて ご飯をべてる人。 木をカンカンと音を立て削っている人。 三脚を立て写真を撮っている人。 ぼんやりと湖を眺めている人。 そして メタセコイアを嬉しそうに眺める私。 メタセコイアの落葉を踏みしめ 並木に沿って ずっと歩く。 湖に近づき プカリプカリと浮いている 大きな群れのカイツブリを眺める。 半日をこの空間で のんびりと お茶を飲んで過ごしたい。 でも いつも せかせかとこの場を離れる。 早く山に帰らねば

    今度こそ・・・必ず - ururundoの雑記帳
    linomahina
    linomahina 2019/12/21
    ゆっくり半日くらい過ごしたいけれど、何故かいつもせかせかと通り過ぎてしまう。誰にもそんな場所があるんですね:)
  • シンプルなさつま芋のおやつ - ururundoの雑記帳

    さつまいもを沢山もらった。 日頃 甘いお菓子をべている。 こんな時こそ 体に良さそうな 旬の材を使った物をべたい。 さつまいもをゴシゴシ洗い 縦に切り 電子レンジでチンする。 柔らかくなったさつまいも。 フライパンに入れ キャノーラオイルを回しかける。 オイルを纏ったさつまいも。 ジュクジュクと言う油の音。 強火で焦げ目もつけよう。 いい照りだ。 器に取り出し 砂糖と一つまみの塩をまぶした ホクホクの芋 芋 芋。 富士山と桃が描かれた器に盛って 指でつまみ 口に運ぶ。 淡い赤の皮の サクッとした歯ざわりと 淡い甘さと微かな塩味。 シナモンを振ってもいい。 すぐに出来る シンプルなさつま芋のおやつ。 明日も作ろう。

    シンプルなさつま芋のおやつ - ururundoの雑記帳
    linomahina
    linomahina 2019/10/29
    コレは美味しそう!
  • キュウリのきゅうちゃん漬 - ururundoの雑記帳

    トミコさんからの電話。 「きゅうり いる〜?」 という訳で キュウリのきゅうちゃん漬を 作る事になった。 猿にべられる前に採った キュウリを20程貰った。 何年も前に貰ったレシピで 2日に渡って作った。 紫蘇ジュース 蕗の佃煮 干し大根・・・ いつも作る前は面倒に思う。 でも 出来上がると 「おお おいしい! 作ってよかった」 と 材料をくれた人に感謝する。 作り方はいたって簡単。 湯がいて 刻んで 調味液に漬ける。 たったこれだけで 市販のきゅうちゃん漬の 何倍もの美味しい漬物が出来上がる。 色も自然の醤油色。 甘味も砂糖か味醂の単純な甘さ。 日のあちらこちらで 猿や鹿、猪が野菜をべる いわゆる 獣害に悩まされている。 それはここでも同じ事だ。 でも 集落の人達は それの原因を分かっている。 杉の人工林が山を埋め 動物達に餌を提供する広葉樹が 極端に少なくなった事だと。 それが分

    キュウリのきゅうちゃん漬 - ururundoの雑記帳
    linomahina
    linomahina 2019/07/21
    トミコさんの大らかさに感服です。村仕込みのきゅうちゃん、作ろ!メモメモ。
  • バナナとオートミールのケーキ - ururundoの雑記帳

    バナナとオートミールのケーキ チャックの畑のボランティア二人。 カリブ海の小さな島国 ガダルーペ出身の男の子ナールと マダガスカル出身の 料理上手な女の子マリーン。 二人が先週の金曜に 2ヶ月の滞在を終え この地を離れた。 私の手元に残していった 地味豊かなケーキのレシピ。 たまたま材料が全部あったので 作ってみた。 ベジタリアンのケーキだ。 小麦粉ではなくオートミールを使い 砂糖を控えめ ココナッツミルクや完熟バナナで甘みを加える。 感も嬉しいケーキが 再現出来た。 深みのある 幾つもの味が混ざり合った どっしりとした素朴な姿をしている。 材料を全部混ぜ ケーキ型に入れ 180℃で45分。 こんがり焼けた。 四角に切り分け 熱いほうじ茶と共に。 我が家の定番ケーキに仲間入りした 材料を混ぜるだけの簡単ケーキ。 是非! _________________________ オートミール  

    バナナとオートミールのケーキ - ururundoの雑記帳
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    linomahina 2019/07/04
    作りたい。メモメモ。
  • 耳を澄まして聴くホトトギスの鳴き声 - ururundoの雑記帳

    卯の花の白い蕾が開きかけて いい香りがする。 すると 歌の通りに ホトトギスが鳴いているではないか。 トウキョトッキョキョカキョク♬ あ、ホトトギスだと。 聴き慣れた野鳥の声じゃなく ホトトギス キツツキのコンコン ヌエ(トラツグミ)のホウォー。 思わず耳を澄ます。 明るい緑の山の中で あちらこちらと移りながら 気持ち良さそうに鳴いている。 それを聴いている私も いい気分だ。 そして 空を行く雲も ふわりふわりと 楽しげにゆっくりと 流れていくではないか。

    耳を澄まして聴くホトトギスの鳴き声 - ururundoの雑記帳
    linomahina
    linomahina 2019/06/06
    わたしも今夜、やっとホトトギスの声を聞けました。夏、ですね〜:)
  • 春の七草 ハコベ - ururundoの雑記帳

    春の七草の一種 ハコベ。 寒い3月の今日 やっと顔を出したという風情。 ヒョロヒョロと伸びた茎に 白い花びらの小さな花だ。 鶏の餌に 細かく刻んだ遠い記憶。 やはりこれも漢方薬になる。 整腸 炎症に効き 血液サラサラの薬。 わさわさと茂れば 花と共に葉っぱも湯がき 胡麻和えにしたりする。 沢山べるものではない というのが後の感想。 春の力を少し貰うだけで充分だ。 そして「ハコベ」という 音の可愛さも好きだ。

    春の七草 ハコベ - ururundoの雑記帳
    linomahina
    linomahina 2019/03/19
    これがハコベなんですね!除草剤を撒かず草ぼうぼうになっている庭にわさわさ生えていて、この前抜いてしまいました。。きっとまだ生き残っているはず!見つけて食べてみようと思います。
  • クリスマスローズの蕾 - ururundoの雑記帳

    雪を被っていた クリスマスローズの鉢を掘り出して 屋根の下に置いたのは 1月の始めだった。 空を渡る太陽が 少し高い所を動く様になると 小さな蕾が膨らんだ。 葉っぱもゆっくりと手を伸ばし 陽の光を掴もうとしている。 原っぱにはまだ厚い雪の層が残る。 禁欲的な白い雪の世界は 人間も含めた生物を 謙虚にさせる。 でも 春を前にした陽の光は 私の心にも体にも ふつふつと湧く様な元気をくれる。

    クリスマスローズの蕾 - ururundoの雑記帳
    linomahina
    linomahina 2019/02/26
    陽の光を掴もうとしている葉っぱ、健気ですね。白い雪の世界の輝く生命。ウチのも気づいたら蕾が膨らんでいて、昨日の陽気で咲きました。
  • 印象深い冬の描写 - ururundoの雑記帳

    「イングランド田園讃歌」の中で 著者のスーザン・ヒルは オックスフォード郊外の古い家に住み その村での出来事を綴っている。 四季の様々の出来事の中で 私が一番面白く読んだのは 冬の生活だ。 すっぽりと雪に覆われた夜。 分厚いコートとマフラーで 雪を踏み分け目的地まで歩く様。 「夢見つつ深く植えよ」での メイ・サートンは ニューイングランドの田舎の古い家で 詩作と思索の生活を送る。 深い雪の降りしきる中 車を運転して 郵便局まで手紙を受け取りに行くサートン。 ローラ・インガルスの「大草原の小さな家」 小さな家シリーズの中で 私が特に面白く読んだのは 「長い冬」上下巻だった。 アメリカ歴史に残る−40℃の大寒波の年。 深い雪と凍える家の内と外の 家族の生活を逞しく描いている。 深い雪の中 遠方からやって来た知人の ホームメイドのバターのお土産。 カチカチに凍ったバター。 大喜びする家族と共に

    印象深い冬の描写 - ururundoの雑記帳
    linomahina
    linomahina 2019/02/15
    寒いのは嫌いだけれど、わたしも冬の描写は何故か好きです。
  • 映画「グリーンブック」 - ururundoの雑記帳

    Google画像より 映画「グリーンブック」の記事を読んだ。 1962年。 カーネギーホールを住処としている 知的な黒人天才ピアニスト。 その黒人ピアニストが 南部での演奏の為に運転手を雇う。 雇われた運転手は腕っ節がよく 粗野な白人。 その二人の旅のガイドブックが グリーンブック(Green Book)。 黒人の為の宿泊施設、レストランが 載っているガイドブックだ。 グリーンブック? これはただのロードムービーじゃないぞ。 映画の時代は 公民権運動、政治の分裂 人種差別、人種の分裂で揺れ動く 1960年代のアメリカ。 テーマの底に流れる抵抗しがたい 温かさとユーモア。 そして男同士の友情が加わる。 眉間にしわを寄せた小説映画だけが 社会派じゃない。 ハリウッド映画は見ないという人がいる。 でも こんな映画もハリウッドは得意なのだ。 ______________________ www.

    映画「グリーンブック」 - ururundoの雑記帳
    linomahina
    linomahina 2019/01/26
    これ観たい。