家庭でも電気の購入先を自由に選べるようになる家庭向けの電力小売り自由化が1日からスタートしました。家庭向けの電力小売りの自由化に関連して、「強引な勧誘を受けた」などと訴える消費者トラブルがことしに入って急増しています。 国民生活センターによりますと、消費者からの相談の内容は、訪問や電話でしつこく勧誘されたというものや、電力自由化に便乗して、太陽光発電の設備など自由化とは直接、関係のないものを購入するよう勧誘されたというものなどが目立つということです。 このうち、近畿地方の60代の女性は、自宅を訪れた販売員に、インターネットと電話、それに電力をセットで契約すれば割り引きになると勧誘され、断ったのに1時間以上しつこく勧誘されたということです。また、関東地方の30代の男性は、自宅を訪れた販売員に、「電力自由化で将来的に電気代が倍になる」などと根拠のない説明をされて太陽光発電の設備の購入を持ち掛け