政府に迷いはない。10年間にわたる試験や数々のプロジェクトを終えた今、直接民主制の未来はマウスをクリックして行う電子投票にあると確信している。有権者が国民の権利を行使するにあたって望んでいるのは間違いなくこの方向だというのが政府の見解だ。 6月に発表された電子投票に関する3次報告書の中で、政府は次のように説明している。「コミュニケーション分野や種々のビジネスにおける過去数十年間の社会的発展を見れば、電子投票の導入はごく自然で当然の帰結だ」 試験プロジェクトに参加した13州の経験を元に、政府は電子投票を世界規模に広げる意向だ。だがモットーは今後も「スピードアップより安全を」。つまり実現化は段階的に、州との協力の中で安全確保や連邦主義を尊重しながら進められる。 おすすめの記事 在外スイス人が多く住んでいる国は? このコンテンツが公開されたのは、 2013/08/15 もっと読む 在外スイス人が