以前に第468回で取り上げたように、米軍が推進しているJADC2(Joint All Domain Command and Control)戦闘コンセプトにおけるイネーブラの一つとして「クラウド関連技術」が挙げられている。今回はこのクラウドとエッジを取り上げてみよう。→連載「軍事とIT」のこれまでの回はこちらを参照。 「JADC2(Joint All Domain Command and Control)」のアプローチ。見づらくて恐縮だが、下部に青く囲んだ場所に「Cloud」とある 資料:DoD エッジ処理の必要性 艦艇や航空機といった個々のプラットフォームが自己完結、スタンドアロンで動くのであれば、所要の機材やシステムは、すべて自前で抱え込む必要がある。しかし、ネットワークにつながっていることが前提で、その上で「すべての戦闘空間にまたがる一元的な情報の共有・一元的に指揮統制」を実現すると
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