「データ利活用・データスペースガイドブック第1.0版」は、同法人がこれまでに「DX実践手引書」や「データスペース入門」で紹介してきた、データ利活用の基礎知識や考え方を踏まえて、組織がデータスペースを活用する場合の具体的な手順や、担当者が「すべきこと」を8フェーズに分類し、包括的に解説している。 データスペースの利用手順として、8フェーズの全体像をプロセス図で示すとともに、データをサービス展開などの事業に活用したい読者を「データ利用者」、データを提供したい読者を「データ提供者」と定義して、それぞれのタスクを明示する。 全体プロセス あわせて、経営層・CDOや事業部門、IT部門が果たすべき役割を明確にし、各章の冒頭でタスクを主導すべき担当者や関与の度合いをイラストで示している。 第1章では、おもに経営層に向けて、データ活用を軸にした事業推進体制を構築するための、組織の将来像やビジョンの共有をは