以前から気になっていた2つの謎の道路がある。 ひとつは大阪は松原市に川を越えてまで食い込む、異常に細長い大阪市の領土。もうひとつは同じく大阪の堺市にある「古墳カーブ」が残る住宅街の道だ。 念願かなって先日見に行くことができたので、その様子をご覧頂き、その謎解きを聞いてもらおう。聞いてください。
700ページ以上の大作、さらに経済専門書にも関わらず、世界各国で100万部以上を売り上げた『21世紀の資本』。現在、空前の「ピケティーブーム」だ。なぜ、こんなにも注目が集まっているのか。そして、ピケティはいったい『21世紀の資本』で何を語っているのか。訳者・山形浩生と、経済学者の飯田泰之が語る。紀伊國屋ホールで行われた「ピケティ『21世紀の資本』刊行記念 山形浩生×飯田泰之トークショー 訳者解説プラス」より抄録。(構成/山本菜々子) 飯田 本日は、『21世紀の資本』訳者・山形浩生さんにお話を伺います。ピケティ大流行ですね! 米国では50万部売れたそうですが、現在、日本ではどのくらい売れているのですか。 山形 7刷か8刷で、13万部売れていると聞いています。 飯田 単価を考えると今世紀でいちばん売り上げた経済専門書になるのではないでしょうか。 山形 そうですよね。僕のところに翻訳しろという
ソメイヨシノは東京・上野公園にある1本が原木となり、全国に広まったと考えられる、とする遺伝子解析などによる研究成果を千葉大のチームがまとめた。接ぎ木で増やされ、全ての木がクローンであるソメイヨシノ。謎とされる起源の解明につながる可能性がある。 原木の候補は、上野動物園の表門に近い「小松宮親王像」の北側にある。一帯は江戸時代から桜の名所で知られ、親王像の場所は寛永寺の鐘楼だった。コマツオトメという桜の原木と判明した木もあり、千葉大の中村郁郎教授(植物分子遺伝学)が以前から付近の木を調べていた。 中村教授らは今回、親王像を囲むソメイヨシノとコマツオトメ各1本、エドヒガン系5本の計7本の遺伝子の型を調査。7本は同じ親木から生まれた「きょうだい」だと判明した。 「きょうだい」が一定の間隔で… こちらは有料会員限定記事です。有料会員になると続きをお読みいただけます。 こちらは有料会員限定記事です。有
冬の味覚として人気が高いトラフグの中でも、白子が珍重されるオスだけを産み出す技術を長崎県の水産試験場などが開発しました。養殖に生かせるのではないかと期待されています。 試験場では、まずトラフグの精巣から取り出した精子の基となる細胞を成長する前のメスに移植するなどして、卵巣の中で性別を決める染色体がオスと同じ「X」と「Y」の卵子を作り出しました。この卵子とオスの精子を掛け合わせることで、4分の1の確率でオスに特有の「Y」の染色体しか持たない「超雄」(ちょうおす)と言われるトラフグのオスを作ることに成功しました。「超雄」とメスの間からは「Y」の染色体を持つオスしか産まれないということです。 長崎県では、養殖ふぐの生産量が全国のおよそ55%を占めていますが、ここ数年、価格の低迷や餌代の高騰で、養殖業者の経営が厳しくなっているということで、今回の研究でオスが安定的に生産できるのではないかと期待が集
文部科学省の有識者会議は、実践的な職業教育を行う大学・短大と同レベルの「専門職業大学」を新たに作るべきだとの素案をまとめた。 専門高校卒業生やスキルアップを目指す社会人らを対象とし、卒業生には学位を授与して社会的な認知度を向上させる。 素案では、新しい教育機関の名称を「専門職業大学」や「専門職大学」などとし、修業年限を2~4年とした。年限に応じて、大学卒業者に与えられる「学士」や短大卒業者に与えられる「短期大学士」と同様の学位を授与する。新設のほか、既存の大学や短大などによる併設も認める。 企業での職業訓練の機会が減少する中、仕事に必要な高度化、複雑化した知識や技術を身につけた人材が求められている実態に対応するには、大学レベルの職業教育を行う機関が必要と判断した。
「ハリルホジッチ」という,ものすごいボスニアかサンジャクの出身感漂う人名を最近メディアで見る機会が増えたので(やっぱボスニア出身なのね),俄然気になって色々ニュースを眺めてしまうのだが,人名の表記とその由来についてちょこっと気にかかったのでメモ代わりに。 セルビア・クロアチア語の人名をどう日本語で表記するかについての明確な基準というものは今のところ存在しないので,Vahid Halilhodžićをどう日本語で表記するか,というのに正解は存在しない。わたしは「ヴァヒド・ハリルホジチ」と表記することを選ぶが,たとえば後述の「ワヒド・ハリルホジッチ」だって間違っているとは思わない,単に採用する基準が異なるだけだ,というのを前置きとして。 NHKは安心と信頼の「バヒド・ハリルホジッチ」表記。今んとここれがメディアの多数派かしら。日本の新聞やニュースではv音は多くの場合バ行で表記され,「ヴ」などの
政府は13日の閣議で、取り調べの録音・録画を裁判員裁判の対象事件や検察の独自捜査事件で義務化するとともに、新たな捜査手法として、いわゆる司法取引を導入するなどとした刑事司法制度改革の関連法案を決定しました。 このうち、刑事訴訟法の改正案では取り調べの録音・録画について、裁判員裁判の事件と検察の独自捜査事件を対象にすべての過程で行い、3年がたった段階で対象の拡大も含め制度の見直しを検討することを義務づけるとしています。 また、新たな捜査手法として、一部の経済事件や薬物事件などを対象にいわゆる「司法取引」を導入し、容疑者や被告が他人の犯罪を明らかにする供述をしたり証拠を提出したりして捜査に協力した場合、見返りとして検察が起訴を見送ったりすることができるなどとしています。 さらに、検察が被告に有利な証拠を隠したりしないよう、公判前整理手続きで被告側が請求した場合検察は原則としてすべての証拠の一覧
機会に恵まれて石垣島に行くことになった。 石垣島といったらさとうきびがいっぱい生えていてさとうきびジュースが飲み放題の場所だ。 ぼくは砂糖水をしばしば飲む人間なので、このチャンスに砂糖水からさとうきびジュースを再現するレシピを完成させたい。
3年ぶりにレギュラー放送される「ブラタモリ」。レギュラー復活とあわせて、日本全国を対象にロケが行われることも発表され大きな反響を呼んだ。幕開けを飾る長崎編は、4月11日(土)、18日(土)の2夜にわたって放送。第1夜はかつて外国人が住んでいた居留地や出島などの名物スポットを巡りながら、タモリ独自の視点で町が生まれた歴史に迫る。 第2夜は「近代化」がテーマ。海にカギがあるといわれる長崎近代化について探るべく、日本の近代化の礎となった本格的な西洋式ドック(造船施設)や海に浮かぶ石炭の島など、市内に残る痕跡を辿っていく。新しくパートナーを務める桑子アナとタモリの掛け合いにも注目しながら、2人の街歩きを楽しもう。
今年も「あの日」がやってきました。4周年という歳月を経てもなお、復興公営住宅の建設は進まず、仮設住宅の撤去率は1%程度に止まっているというニュースを聞くと、胸がつぶれる思いがします。 要するに「仮設から常設の住居に移ることができた」被災者が極めてわずかだということだからです。「あの頃」には仮設の建設が遅れたということで、当時の与野党間では大論争になったことを思うと、現在はそうした熱気も薄れているわけで、更に暗澹たる気分にさせられます。 その一方で、4年という月日がある種の「癒し」を実現したのも事実です。 例えば、今年の「3月11日」にNHKではJR東日本に取材した「震災秘話」を伝えるドキュメンタリーを放送していました。震災直後から同社の方々から色々なお話を聞いてきた私としては、そうした番組が実現したことに深い感慨を覚えました。 というのは、JR東日本は、「震災に関して、わずかでも自慢話にな
ICレコーダーには若手警察官の生々しい肉声が残されていた。「やりましたって一言ゆうてくれたら済む」「あなたは犯人です」「命令に答えろ、あほ」…。録音したのは、80代の堺市に住む元小学校校長の男性。音声は、知人男性への傷害容疑で大阪府警西堺署に任意で事情聴取された際のものだ。その後、書類送検を経て在宅起訴され、1審無罪が確定した男性は2月、犯人と決めつける違法な取り調べで精神的な苦痛を受けたとして、大阪府を相手取り、国家賠償請求訴訟を大阪地裁に起こした。府警では最近も東署や関西空港署で不適切な取り調べがあったとして、当事者の警察官が刑事責任を問われる事態にもなっている。なぜ「教訓」は生かされないのだろうか。 「侮辱的、屈辱的な取り調べ」 「ちょっと今日はマシな話、聞かせて」 代理人弁護士によると、平成25年9月11日、20代の男性巡査長は男性に対し、こう切り出したという。男性への任意聴取は同
マダガスカルで撮影されたオスのパンサーカメレオン(学名:Furcifer pardalis)。(Photograph by Michel C. Milinkovitch, www.lanevol.org) カメレオンの皮膚にはとても小さな結晶を含んだ細胞の層があり、この細胞の伸縮によって体の色を変化させていることがわかった。スイス、ジュネーブ大学の研究チームが、10日付け英科学誌『ネイチャー・コミュニケーションズ』に発表した。 研究チームが調べたのは、パンサーカメレオン(学名:Furcifer pardalis)の皮膚構造。このカメレオンの皮膚には、微小結晶入りの細胞でできた2つの層があるという。 2つの層を作っている細胞は虹色素胞といい、このうち体表に近い1層目が完全に発達しているのはオスの成体だけだ。色とりどりの体をメスに見せてアピールするためである。カメレオンがリラックスしている時、
・序 昨年には本シリーズが出版されるという驚きの展開を迎えた。改めて読者の皆様にはお礼申し上げたい。今年の分も書き上がったので,お届けする。可能な範囲で今後も継続していく予定であるので,春の風物詩として,興味の続く限りお読みいただけると幸いである。 ・収録の基準と分類 基準は昨年と全く同じであるので,リンクを張っておく。 総評 数こそ12番までいったが,例年と比較すると,今年の上智大はおとなしかったと言える。海岸線のない地図だとか,キリスト教系の知識ミスだとかいった上智特有の悪問は姿を消し,日本語が下手くそ系の悪問も少なかった。また,あの出題ミスをかたくなに認めてこなかった上智大が,今年は日本史で出題ミスを認める発表を行った(pdfファイルにつき注意)。驚くべき変革である。拙著の効果であるとはほとんど考えられないものの,上智大の内部で何かが起きているような気はしている。では改善されたかとい
『ニューヨーク・タイムズ』によると,中国で民族政策を担当している高官が「ダライ・ラマの転生の決定権はダライ・ラマ本人ではなく中国中央政府にある」と述べたそうで。Zhu Weiqun, a Communist Party official who has long dealt with Tibetan issues, told reporters in Beijing on Wednesday that the Dalai Lama had, essentially, no say over whether he was reincarnated. That was ultimately for the Chinese government to decide, he said, according to a transcript of his comments on the website
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く