よく "all or nothing" とか "いちぜろ" とかいう類の表現をするけれども、「中間」という選択肢を認められない人がいるから頭痛がする。 最近の例だと、カナダの先生が開陳した「飛来する弾道ミサイルを MD で要撃できる確率は 50% しかない。これではまったく使えないのだから、MD は不要」というやつ。これに限らず、ことに安全保障問題が絡むと「100% じゃないんですか、じゃあ要りません」と主張する人がやたらといる。 そもそも、飛来する弾道ミサイルを 50% の確率で要撃できるというのが根拠のある数字なら、半分も叩き落とせるって凄いことだと思うぞ… 山田先生がちゃんと根拠のある計算をしたのかどうかは存じ上げませんがネ (→参考) こういう人達は、「万一への備え」とか「安全対策」とかいう言葉の意味が、ぜんぜん分かってない。だいたい、確率 100% ではないから不要、なんて両極端