ボスニア紛争やイラク戦争に出動するなど、約四半世紀に渡って活躍し、英海軍史の1ページに輝かしい足跡を残した航空母艦「アーク・ロイヤル」=写真=が、わずか300万ポンドでスクラップ業者に払い下げられ、カンヅメの缶やヒゲ剃りの刃として寂しい第2の人生を歩むことになりそうだという。「デイリー・メール」紙が伝えた(写真は「デイリー・メール」紙より)。 1981年に進水した総排水量2万2000トン、インビンシブル級空母「アーク・ロイヤル」は、国防省が総工費3億2千万ポンドという巨費を投じて建設。2010年に修理不能と診断され、予定より5年も前倒しの形で2014年の引退が決定。それ以来ポーツマス港の湾内でひっそりと錆びつくままになっている。 一時は「香港でナイトクラブに」「洋上の病院に」「テムズ河畔に繋留してヘリポートに」「英仏海峡に沈めてダイビングスポットに」などのアイディアと共にインターネット上で