ベストアルバムといえば、耳に慣れたシングル曲ばかり集め、ターゲットもコアなファン以外なので、オリジナルアルバムと比べ売り上げを伸ばす傾向がある。諸経費と時間がかからない分、ドル箱商品であるが、そこにはレコード会社の決算期ときれいにシンクロした利権という魔物が渦巻いている。 私が初めてベスト盤に疑問を感じたのが大黒摩季だった。 BACK BEATs #1 大黒摩季にとっての初のベストアルバム「BACK BEATs #1」は初動売り上げだけでミリオンを達成した。 人の心 裏の裏はただの表だったりしてと痛感する私も当然買った。 ここまでは何の問題も無かった。 しかし、その4年後に発売された2枚目のベスト盤 「MAKI OHGURO BEST OF BEST~All Singles Collection~」に目を疑った。 初回のベストが「~#1」なのになんで、なぜ今回は「~#2」じゃないのか? K