セクシー過ぎるとして解雇されたロレンザナさん=写真家サスワット・パタナヤック氏が2010年5月29日、ニューヨーク市内で撮影 【ニューヨーク山科武司】ニューヨーク在住の33歳の女性が「『着ている服が悩ましすぎる』との理由で解雇された」として大手銀行シティバンクを訴え、テレビ各局や新聞は「銀行員として魅力的すぎるか」などと一斉に報じた。 最初に報じた週刊誌「ビレッジボイス」などによると、イタリア人の父とプエルトリコ人の母の間に生まれたデブラリー・ロレンザナさんは12年前ニューヨークに。02年から金融関係の仕事に就き、08年9月、マンハッタンにあるシティバンク支店に採用された。 まもなく男性上司たちから「服が悩まし過ぎて気が散ってしまう」と言われ、タイトスカートや肌にフィットしたビジネススーツなど、着用禁止の服のリストを示された。人権団体に訴えたところ他支店に異動後、解雇された。ロイター通信に