バイヤーの目利きで勝負するセレクトショップという業態が、過当競争や横並び的品ぞろえのせいで踊り場にさしかかっていることは前回述べた。セレクトショップの客を奪っている存在の1つが、全国各地に増えつつあるアウトレットモールだ。売れ残り品や在庫品などを低価格で売るアウトレット店を集めたショッピングタウンだ。日本では約30施設が営業していて、週末には周辺の道路が渋滞を起こすほどのにぎわいを呈している。 ビームスやユナイテッドアローズなどの有力セレクトショップもアウトレットモールに相次いで進出。結果的に「最新物以外はアウトレットモールで買えばいいや」という消費行動を生み出してしまった。 ウェブサイトとの競合も厳しくなってきた。スタートトゥデイが運営する「ZOZO RESORT」(http://zozo.jp/)は700近いブランドが参加する巨大ショッピングサイトだ。セレクトショップが本来強みとしてき
ブランドを固定しない、バイヤー感覚重視のファッションストア業態が「セレクトショップ」。百貨店の先を行く品ぞろえで、日本のファッションシーンをリードしてきたが、ここに来てその勢いに陰りが見え始めた。東京・銀座初のセレクトショップとして知られた「ザ・ギンザ」は閉店を発表。同じく銀座で最高級店として名を馳せた「RESTIR TOKYO(リステア東京)」も店を閉じる。 ザ・ギンザ閉店のニュースはファッション業界に驚きを与えた。親会社が資生堂という大企業であり、セレクトショップの草分け的な存在でもあっただけに、「セレクトショップの限界」を象徴する出来事のように受け止められた。 全21店のうち、化粧品だけを扱う3店を除く18店を閉鎖する。東京・銀座の本店もビル建て替えに伴い、2009年1月に閉じる。ファッション事業から撤退し、化粧品事業に経営資源を集中させる。 ザ・ギンザは1975年の最初からセレクト
スニーカーの企画・販売などを手がけるミタスニーカーズ(台東区上野4)は8月30日より、同店が主導し、「new balance」、裏原ブランド「HECTIC」とのコラボレーションで生まれたスニーカー「MT580 mita sneakers x realmadHECTIC 第13弾」の販売を開始する。 「mita sneakers(ミタスニーカーズ)」の名の下に、革新的な企画やスニーカーデザインを提案し、世界規模のファンを抱える同店。上野の老舗履物屋をベースに、地域に根ざした有名スニーカーショップとして全国的に名が響き渡るようになったのは1990年代のこと。現在の名に改名後も、当時の日本市場では未知だったコラボレーション商品や別注商品をリリースするなど、気鋭的な展開を続けている。別注モデル以外にも各メーカーが展開する世界プロジェクトへのデザイン提供やマーケティング協力なども行う。 1999年よ
古着店「WEGO」を全国展開するウィゴー(渋谷区神南1)は2006年に渋谷・宇田川町に開業した直営店「WEGO渋谷店」(TEL 03-5784-1330)を9月、神南エリアに移転する。 現在全国に65店舗以上を展開するWEGO初の渋谷エリア進出となった「渋谷店」は、2006年10月、「東急ハンズ」「マンハッタンレコード」などが並ぶ井の頭通り沿いの新築ビル内にオープン。1階、2階の2フロア計約100坪の店内では、レディス、メンズのユーズドアイテムをはじめ、他店舗と同様オリジナル商品も展開してきた。 移転先は、ビームス、シップスなど大手セレクトショップも店を構える神南エリアの一角で、同本社が入居するビルの1階~2階。WEGO業態の「軸」となる原宿・神宮前交差点近くの「原宿本店」、今年オープンした実験的な試みを多く取り入れた「原宿竹下通り店」と近隣の2店舗とは客層をすみ分け、新たな客層を取り込む
Fashion News Augustファッションニュース Home.Fashion News.2008.08.Article 08月 12 JILL by JILLSTUARTデビュー、渋谷路面店オープン PR: 東京の渋谷と原宿をつなぐキャットストリートに、8月9日、今秋デビューのレディースブランド「JILL by JILLSTUART(ジル・バイ・ジル・スチュアート)」渋谷路面店(東京都渋谷区神宮前5-29-8)がオープンした。 「JILL by JILLSTUART」は、サンエー・インターナショナルが展開する人気レディースブランド「JILLSTUART(ジル・スチュアート)」の姉妹ラインとなる編集型ショップ。オリジナルブランドのウエア、アクセサリー、ランジェリーの他、国内外からセレクトされたアイテムを取り扱い、キュートで大人かわいいアイテムが充実。また、公式サイト(http://w
【繊研新聞 07日】 定番回帰のトレンドが続くメンズファッションに、08〜09年秋冬も古き良きブランドを再生する動きが相次いでいる。誰もが知っている超定番から久々のブランドまで、国内外から注目度の高い復刻勢が出揃う。 ■スポーツ系 最新の機能や微妙な色変化 今シーズンは、現行品の知名度も高いブランドが、新しい一面を見せようとアーカイブを復刻する動きが出ている。代表格は「コンバース」。コンバース・フットウェア・ジャパンが、秋冬からリバイバルモデルを集めた日本独自の新ライン「コンバース・アディクト」を立ち上げる。ファッションショップのみで販売し、現行モデルとは違うおしゃれ専用のアイテムとして定着させる試み。初シーズンは、60年代にオールスターを履いてプレーしたバスケット選手チャック・テイラーのモデルを再現した。太い糸と打ち込みの強い綿のヘビーキャンバス地を使い、カラーは現行の白ではなく生成
黒くソリッドなもう1つのソニー主力ノート「VAIO type BZ」を試す:VAIO直販限定モデルの新顔(1/3 ページ) ソニーの「VAIO type BZ」は、シグマデザインのボディが印象的なビジネス向けノートPC「VAIO type BX」の後継となる製品だ。先代からフルモデルチェンジを行なっており、ボディデザイン、内部構造ともに一新されている。店頭販売は行なわれず、直販のソニースタイルのみで販売され、パーツ構成をカスタマイズしてのオーダーが可能だ。 ボディは幅が362.4ミリ、奥行きが266.8ミリで、フットプリントはtype BX(363.2×265.6ミリ)の15.4型ワイド液晶ディスプレイ搭載モデルとほとんど変わらない。しかし、高さは29.8~37.8ミリとtype BXの同モデル(37.8~40.5ミリ)に比べてかなり薄くなっている。 重量も先代の約3キロから約2.6~2.
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