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ブックマーク / mediasabor.jp (15)

  • 「ありえない系」おしゃれ女王『レディー・ガガ』を読み解く | MediaSabor メディアサボール

    ファッション界に2009年、新ミューズ(女神)が舞い降りた。その名は「レディー・ガガ(LADY GAGA)」。挑発的な衣装でゴシップの種にされがちなガガだが、実はそのスタイリングは極めて精緻に計算されていて、むしろ今の取り上げられ方は過小評価とさえ言える。ガガの装いを読み解くと、ファッションの現在が見えてくる。 露出が多い衣装のせいで、話題作りだと誤解されがちだ。しかし、人がインタビューで答えている通り、ガガの衣装は自発的な表現であり、ガガそのもの。 誰かの真似でもないし、スタイリストのお仕着せでもない。ガガ自身が自分の求める服を探し出し、コーディネートを決定している。一般にファッションリーダーと呼ばれる有名人でも、お抱えスタイリストのアドバイスや、ブランド側からの提供商品から選ぶケースが実は多い。 しかし、これまでの常識を破るガガのチョイスには、ガガ一流の目利きが働いていて、有力デザイ

  • 不景気時代のファッションリーダー「リセッショニスタ」 | MediaSabor メディアサボール

    「リセッショニスタ」(Recessionista)が新たなファッションリーダーとなりつつある。「ファッションに敏感な人」を意味する「ファッショニスタ」(fashionista)をもじった言葉で、英語の「Recession(景気後退)」と引っかけた造語だ。はっきりした定義はないが、不景気に流されず、自分のスタイルで、上手に買い物を楽しむ人といった意味で使われる事が多い。 「贅沢は敵だ」とばかりに、米国ではラグジュアリーブランドの買い物が手控えられる傾向が続く。ニューヨークの五番街に軒を連ねる高級百貨店からも顧客の足が遠のいている。 全米に800店以上を構える米国百貨店業界の最大手「メーシーズ」は2月2日、全従業員の4%に当たる7000人の削減を発表した。一部の高級百貨店は見栄もイメージもかなぐり捨てて、顧客に密かに来店を促すお誘いのダイレクトメールを打ったという。アッパー系百貨店のこれまでの

  • 「ポストH&M」を狙う黒船ファストファッション・ブランド群 | MediaSabor メディアサボール

    「ファストファッション」は日を揺さぶり続ける。「H&M」と「ユニクロ」が2008年最大のヒットとなった日ファッション界。2009年は米国のカジュアルウエア「アバークロンビー・アンド・フィッチ」(Abercrombie&Fitch、通称アバクロ)や、「ポストH&M」の前評判が高い「フォーエバー21」(FOREVER21)が日進出を予定している。消費意欲が冷え込む中、スピーディーな商品投入と、リーズナブルな価格設定に強みを持つ「ファストファッション」は今年もファッション界の主役であり続けそうだ。 H&Mは日進出1年目の2008年、東京・銀座、原宿に出店。2009年は秋に渋谷、と新宿店を開く予定だ。2010年には大阪市へ心斎橋店を構える計画で、着々と拠点と売上高を増やしていくと予想される。 お手ごろ価格帯に「ハイファッション」を持ち込んだ点で、H&Mは画期的だった。世界の4大コレクショ

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    mahler-5 2009/01/20
    ターゲットはイオンのようなものだと前提にした場合、イオンも新鋭ドメブラとコラボしたら面白いことになるのになぁ、といつも思う。
  • 2008年ファッション界の「変」 | MediaSabor メディアサボール

    「変」。2008年の世相を象徴する「今年の漢字」だ。ファッション界にも異変が多かった。景気の落ち込みを背景に、後ろ向きな「変調」が目立った中、ユニクロやH&Mのようなファストファッションは、消費者直結のたくましさを証明した。一方、ラグジュアリーブランドは苦戦。ファッション誌も休刊が相次いだ。景気の影響を受けやすいファッションビジネスにとって2009年も「大変」な年になりそうな予感がする。 ユニクロは景気低迷の逆風下、「一人勝ち」と言ってよい躍進を続けた。カジュアルウエア店「ユニクロ」をグループ会社の下で展開するファーストリテイリングは11月の売上高が前年同月比で32.2%増えたと発表した(国内既存店ベース)。アパレル業界が厳しい状況の中で、ユニクロの放つ輝きはあまりにも同業他社とかけ離れている。 ただ、既存の「アパレル」というくくりでユニクロを見るのはあまり正しくない。百貨店のように商品を

    mahler-5
    mahler-5 2008/12/23
    ファッションも2008はまさに「変」、先に言われた・・・
  • 「洋服やブランド物はネット、ケータイで買う」時代が来た | MediaSabor メディアサボール

    洋服やブランド品はインターネットでは売れないという「定説」がひっくり返りつつある。ファッションアイテムやアクセサリーのネット通販が売り上げを伸ばし、これまでウェブ販売を手控えてきた有力ブランドも相次いで参入。リアル店舗で商品が売りにくくなった2008年は、ファッション業界にとって「ネット販売元年」になったようだ。 ファッションのインターネット通販で最強と呼べるのが「ZOZORESORT(ゾゾリゾート)」(http://zozo.jp/)。会員数は9月に100万人を突破し会員の男女比がほぼ半々。急成長を続ける同社は2007年12月に東証マザーズへの上場を果たしている。 「ビームス」「ユナイテッドアローズ」「シップス」「ジャーナルスタンダード」などの有力セレクトショップが参加しているのは、「ゾゾタウン」の強みだ。個別のブランドも「ゾゾタウン」を実質的なデファクトスタンダードと見て流れ込み、「ゾ

  • 雑誌休刊ラッシュに潜むメディアビジネスの地殻変動 | MediaSabor メディアサボール

    雑誌市場はこの10年間で2割以上も縮んだ(金額ベース)。その落ち込みぶりは2008年に入ってさらに加速。有力誌が相次いで休刊・終刊に追い込まれた。半面、雑誌とインターネット媒体とのコラボレートや、無料誌の台頭などが起きている。 月刊誌「現代」(講談社)は12月で休刊、11月発売号で休刊する「プレイボーイ日版」(集英社)。思考を支える支柱としての雑誌の期待度も薄れている。朝日新聞社の「論座」休刊が報じられ、広告・マーケティングと表現の境目をとらえてきた「広告批評」(マドラ出版)も2009年4月の創刊30年記念号で休刊する。 雑誌には文字通り、「雑」という価値があった。読者がもともと興味があったわけではないジャンルやテーマの記事に出会うことによって、見識や思考を深めるインスパイアソースとしての機能だ。 しかし、読み手が自らの趣味や興味に引きこもる傾向が強まった結果、総合誌のニーズは薄れた。タ

    mahler-5
    mahler-5 2008/10/04
    そういえば、流行通信が季刊誌になったのは残念だったなぁ・・・広告が少なめだったのがよかったんだけど、それが休刊においこんだのかな
  • あいつぐ閉店報道にみる服飾セレクトショップの凋落と生き残り【後編】 | MediaSabor メディアサボール

    バイヤーの目利きで勝負するセレクトショップという業態が、過当競争や横並び的品ぞろえのせいで踊り場にさしかかっていることは前回述べた。セレクトショップの客を奪っている存在の1つが、全国各地に増えつつあるアウトレットモールだ。売れ残り品や在庫品などを低価格で売るアウトレット店を集めたショッピングタウンだ。日では約30施設が営業していて、週末には周辺の道路が渋滞を起こすほどのにぎわいを呈している。 ビームスやユナイテッドアローズなどの有力セレクトショップもアウトレットモールに相次いで進出。結果的に「最新物以外はアウトレットモールで買えばいいや」という消費行動を生み出してしまった。 ウェブサイトとの競合も厳しくなってきた。スタートトゥデイが運営する「ZOZO RESORT」(http://zozo.jp/)は700近いブランドが参加する巨大ショッピングサイトだ。セレクトショップが来強みとしてき

  • あいつぐ閉店報道にみる服飾セレクトショップの凋落と生き残り【前編】 | 専門家や海外ジャーナリストのブログネットワーク【MediaSabor メディアサボール 】

    ブランドを固定しない、バイヤー感覚重視のファッションストア業態が「セレクトショップ」。百貨店の先を行く品ぞろえで、日ファッションシーンをリードしてきたが、ここに来てその勢いに陰りが見え始めた。東京・銀座初のセレクトショップとして知られた「ザ・ギンザ」は閉店を発表。同じく銀座で最高級店として名を馳せた「RESTIR TOKYO(リステア東京)」も店を閉じる。 ザ・ギンザ閉店のニュースはファッション業界に驚きを与えた。親会社が資生堂という大企業であり、セレクトショップの草分け的な存在でもあっただけに、「セレクトショップの限界」を象徴する出来事のように受け止められた。 全21店のうち、化粧品だけを扱う3店を除く18店を閉鎖する。東京・銀座の店もビル建て替えに伴い、2009年1月に閉じる。ファッション事業から撤退し、化粧品事業に経営資源を集中させる。 ザ・ギンザは1975年の最初からセレクト

  • メンズファッションモードの大波、「トラッドではないアメリカントラッド」 | MediaSabor メディアサボール

    アメリカントラッド」という津波が世界を飲み込み始めた。古典的なプレッピーやアイビーなどをベースに、フォルムやボリュームでアンバランスさを出したり、スポーツテイスト、リラックス感などを加味した新しいアメトラは、ビッグウェーブに育っている。 レディースファッションに比べ、一般的に言ってメンズは流行の波が低い。レディースでは毎シーズン、新たなうねりが押し寄せてくるのが常だが、メンズではそこまで目まぐるしいモードチェンジは起きないものだ。しかし、今シーズンはメンズも大波を迎えている。 今シーズンのアメトラ・ムーブメントの火付け役と言って間違いないのがThom Browne(トム・ブラウン)氏。メンズモードを牽引するNYのトレンドセッターだ。自らの「Thom Browne(トム ブラウン)」ブランドと、「Brooks Brothers(ブルックス ブラザーズ)」の「Black Fleece(ブラッ

  • 佐藤可士和の超“広告”術(後篇)─NO STYLE 広告論 | MediaSabor メディアサボール

    前回に引きつづき、『佐藤可士和の超整理術』をガイドにアートディレクター・佐藤可士和さんの“広告術”について考えてみたいと思います。 Chapter3:ユニクロのブランディング ユニクロのTシャツブランド「UT」の新キャンペーンが始まっている(http://www.uniqlo.com/utloop/)。 テレビCM(http://jp.youtube.com/watch?v=W-3OHrcqyFU)でオンエア(というか、デモンストレーション)されているUT LOOPを自分でも簡単に作成でき、これまた簡単に自分のブログにはっつけられるコンテンツが楽しい。テレビとウェブのクリエイティブをシームレスに連動させた、なかなか画期的なキャンペーンだ。(あえて難を言うとちょっと重い。あと、LOOPをうまく作るのが難しい。それはこちらの問題だが…)。 この仕組みやCM等の演出を手がけたのは、ウェブデザイナ

  • ニューロマーケティングは企業、広告業界の救世主となるのか ―脳ビジネスの最先端事情― | MediaSabor メディアサボール

    消費者の脳のスキャンデータを活用し、より効果的な製品開発や広告の実現を図るニューロマーケティング(ニューラルマーケティング)。20世紀フォックスグループ、プロクター・アンド・ギャンブルなどの名だたる企業が、神経科学の知見をベースにしたこの新しいマーケティング手法を採用している。ニューロマーケティングは、これからのマーケティングの救世主となるのだろうか。 いったい、ニューロマーケティングとはなにか。 次のような手順が、広告にニューロマーケティングを用いる際の典型的な一例だ。まず、被験者をベッドに固定し、fMRI(機能的磁気共鳴映像機)の中に入れる。fMRIは、病院などの精密検査で体験した人もいるだろう。装置の中にいる被験者に広告画像を見せたり、CMソングやナレーションを聞かせたりし、脳がどのように反応するかを記録する。脳のどの分野が活発化するかを見て、被験者が何を感じているかを解析し、どのよ

  • 急成長する高級品オンラインレンタルビジネス ブランドバッグは「所有する」より「経験する」方がお得? | MediaSabor メディアサボール

    「売り上げは、2004年のサイト創設以来、毎年倍増を続けています。今年も今のところ、前年比157%で推移しています。」 そう語るのは、ブランドバッグのオンラインレンタルサービスを手がけるFrom Bags to Richesの創立者の一人Mangiere氏だ。同社は今後3ヶ月で、カナダ、南アフリカ、イギリスにも進出するという。この不況時になかなか聞けない、羽振りのいいコメントである。 買えば何十万円、何百万円もするブランドのバッグや宝石類を、1週間、あるいは1月あたり、販売価格の10から20%程度でレンタルするビジネスが、このところアメリカで好調だ。 投資家もこの分野に熱い視線を送る。やはり2004年に参入し、急成長しているBag Borrow or Stealは昨年、総額2700万ドルの投資を受けた。この資金を元に、高級ジュエリーのレンタルにも手を広げる。50万人以上の会員を抱える同社は

    mahler-5
    mahler-5 2008/04/19
    ブランド品は結局経験に価値を求めるのであって、所持しているという経験が大きく満足に影響を与える魔法の薬
  • ロサンゼルス・ファッション業界の最新動向(気になるセレブブランドと韓国勢の台頭) | MediaSabor メディアサボール

    (記事要約) 3月16日 サンノゼ・マーキュリーニュースより http://origin.mercurynews.com/fashionstyleheadlines/ci_8592191 LAファッションウィークを迎えた今週末、ここ1、2年LAファッションウィークの顔であったSue Wong(www.suewong.com), Kevan Hall(www.kevanhalldesigns.com) and Ed Hardy(www.donedhardy.com)の姿が見えない。 代わりに登場したのは、マスコミをにぎわせているセレブデザイナーたちだ。例えばMTVリアリティーショーセレブのLauren Conrad(www.laurenconrad.com),生粋セレブのNicky Hilton(www.nickyhilton.com)そして人気歌手グループのthe Pussycat Dol

    mahler-5
    mahler-5 2008/04/07
    珍しいLAのファッション業界動向
  • オーガニックコットンの人気と市場 | MediaSabor メディアサボール

    オーガニックといえば「」の分野がメインではありますが、前回お伝えしたボディケアやコスメなどの「暮らし商品」のほかにも「衣」の分野である「着るオーガニック」も存在します。 ここ近年、特に「オーガニックコットン」製品が需要を伸ばしています。 OrganicExchange(アメリカを拠点としたオーガニックコットンの普及推進・非営利団体)によると、2006から2008年における企業や小売業のオーガニックコットン製品の需要は、年平均110%増加するとのこと。 現在すでにオーガニックコットンを使用している多くの企業が長期間継続していく傾向にあることや、新たなブランドや企業が市場に参入していることが予想され、今後もオーガニックコットンの生産は盛んになるようです。 そもそも通常の綿花栽培には大量の農薬や化学肥料が使われ、地球上の全耕地面積の約2.5%にすぎないコットン畑に、世界で使われる殺虫剤の16%

  • 2008年秋冬NYコレクションに見るアジア系デザイナーの台頭 | MediaSabor メディアサボール

    米国最大のモードの祭典、ニューヨークコレクションの主役がアジア系ファッションデザイナーに変わり始めた。中国系や韓国系の若手デザイナーが台頭。欧州の有力ブランドを任されるデザイナーも現れた。このアジアンタイフーンが浮き彫りにするのは、ニューヨーク女性の移ろいゆく気分と、日ファッションの閉じ具合だ。 この春、東京都内に「3.1 Phillip Lim(スリーワン フィリップ リム」の国内第1号店がオープンする。デザイナーのフィリップ・リムは中国アメリカ人。生まれたのはタイだ。幼くしてアメリカ西海岸に移住し、大学で経営学を学んでファッションビジネスの世界へ。2005年、31歳にしてブランドを立ち上げたから、ブランド名に「3.1」と付けた。 その才能に目を付けたのが「ユニクロ」。リムとのコラボレーション商品を開発し、ヒットさせた。「3.1フィリップ・リム」の春物は国内の有力ショップの店頭を彩り

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