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ブックマーク / umedamochio.hatenadiary.org (32)

  • 「自分の力と時代の力」講演録(JTPAシリコンバレー・カンファレンス2009年3月21日) - My Life Between Silicon Valley and Japan

    (1) 去年と今年 おはようございます。今年は去年までのJTPAツアーとは形式をすっかり変えて、1日のカンファレンス以外は、皆さんが自由にシリコンバレーを訪ね歩くという企画になりました。去年までのあつらえ型のツアーよりももっと充実した行程を、それぞれ自分たちでデザインして、「こんな行程で回るんだよ」と皆さんがブログに書かれているのを拝見しました。 じつは昨日丸一日、僕のオフィスをオープンにしまして、1時間半ずつのセッションを4つやりましたから、今日、この会場にいらっしゃる3分の1くらい、40人くらいの人たちとは、すでに直接お会いしました。そのときも、「これから○○へ行くんですよ」とか「誰々に会ってきましたよ」という話が出ました。去年は、150人くらいの応募者から書類審査で20人にしぼって、2泊3日、全部こちらで用意したツアーをやりましたが、それに比べて、大勢の方にお会いできるし、それぞれが

    「自分の力と時代の力」講演録(JTPAシリコンバレー・カンファレンス2009年3月21日) - My Life Between Silicon Valley and Japan
    maki_lax
    maki_lax 2009/03/25
  • 水村美苗「日本語が亡びるとき」は、すべての日本人がいま読むべき本だと思う。 - My Life Between Silicon Valley and Japan

    とうとう、水村美苗の長編評論「日語が亡びるとき」がになった。 書の冒頭の三章(280枚)が「新潮」9月号に一括掲載されたのを一気に読み感動してから数か月、待ちに待った刊行である。 日語が亡びるとき―英語の世紀の中で 作者: 水村美苗出版社/メーカー: 筑摩書房発売日: 2008/11/05メディア: 単行購入: 169人 クリック: 12,657回この商品を含むブログ (459件) を見るこのは今、すべての日人が読むべきだと思う。「すべての」と言えば言いすぎであれば、知的生産を志す人、あるいは勉学途上の中学生、高校生、大学生、大学院生(専門はいっさい問わない)、これから先言葉で何かを表現したいと考えている人、何にせよ教育に関わる人、子供を持つ親、そんな人たちは絶対に読むべきだと思う。願わくばこのがベストセラーになって、日人にとっての日語と英語について、これから誰かが何

    水村美苗「日本語が亡びるとき」は、すべての日本人がいま読むべき本だと思う。 - My Life Between Silicon Valley and Japan
  • 「世界観、ビジョン、仕事、挑戦――個として強く生きるには」講演録(JTPAシリコンバレー・ツアー2008年3月6日) - My Life Between Silicon Valley and Japan

    (1) 時代観――無限の選択肢のある時代 僕が大学を出たのは今から25年前の1983年です。1983年に大学を卒業する人と、2008年に大学を卒業する人とでは、全く違う人生が広がります。おそらく、さらに25年後に大学を卒業する、みなさんの息子や娘の世代も、まったく違う環境のなかに生きることになります。みなさんは、だいたい二十代、つまり1977年生まれから87年生まれくらいだと思いますが、そのくらいの時期に生まれたということが、人生を大きく規定しています。そのときに使えるリソース、その時点で可能になっていることがある。1960年生まれの僕とは全く違う可能性をみなさんはもっています。それがまず第一にうらやましい。なぜならば、圧倒的に自由度が大きいから。1980年代の前半というのは、それほどカジュアルに海外に行くという時代ではなかったし、日はもっと貧しかったし、海外に留学する敷居の高さも、今と

    「世界観、ビジョン、仕事、挑戦――個として強く生きるには」講演録(JTPAシリコンバレー・ツアー2008年3月6日) - My Life Between Silicon Valley and Japan
  • 『ウェブ時代 5つの定理』刊行記念講演の映像の一部がYouTubeにアップされていました - My Life Between Silicon Valley and Japan

    三月に八重洲ブックセンターで行なった講演内容の一部(最後の部分と質疑応答の一部)が、YouTubeにアップされていました。きっと最前列でビデオカメラを回していた人がいたから、彼がアップしたものと思います。 「僕はこんな言葉に未来を見てきた― make the world a better place ―」という講演録とあわせてどうぞ。

    『ウェブ時代 5つの定理』刊行記念講演の映像の一部がYouTubeにアップされていました - My Life Between Silicon Valley and Japan
  • 著作の反響、将棋をめぐる感想、「日と月と刀」 - My Life Between Silicon Valley and Japan

    中央公論に掲載された「グーグルに淘汰されない知的生産術」を全文公開したところ、思いがけず大きな反響があった。そして反応の全体がとても好意的だったので、たいへん嬉しく思いつつ、ほっとした。 僕はネットの可能性とともに怖さというか幼さもよく知っているから、いまは、新聞や雑誌に書くときのほうが(直接の反応がないから)肩の力が抜けて、気楽にやっている。一昔前の常識に比べれば、倒錯とも言うべき状況かもしれないが、それが正直な心境だ。 だから、田中さんから中公の文章を「どうぞ公開していいですよ」という申し出をいただいたときは、少しドキッとして全文を読み返したりした。「ネット公開を前提とした推敲」をしていない文章だったからだ。でも公開することで、雑誌を読まなかった数万単位の人たちに、何か参考になるかもしれない内容を届けることができて、よかったと思います。 ところで先週、齋藤孝さんとの共著「私塾のすすめ」

    著作の反響、将棋をめぐる感想、「日と月と刀」 - My Life Between Silicon Valley and Japan
    maki_lax
    maki_lax 2008/05/13
  • グーグルに淘汰されない知的生産術 - My Life Between Silicon Valley and Japan

    「中央公論」編集部の田中正敏さんからメールが届いた。「『ウェブ時代をゆく』を語る」をまとめてくださった田中さんである。 「グーグルに淘汰されない知的生産術」ですが、『読売新聞』書評同様、もしよろしければ販売期間終了後(5月9日)を目処にブログにて公開していただいても、と思います。非常に充実したお話でしたので、より多くの方の目に触れればと思う次第です。 ありがたい申し出をいただいたので、ここに全文を公開することにします。 「中央公論」五月号の「特集・知的整理法革命」(野口悠紀雄、梅田望夫、外山滋比古、佐藤優、勝間和代、茂木健一郎)という文脈で、田中さんの取材を受け、勉強や仕事の仕方について僕が二時間ほど話をした内容をもとに、彼が文章にまとめてくれたものです。 さすがにこのテーマだとほぼすべての人が、それぞれの観点からグーグルを論じていて面白かったです。 どうぞお楽しみください。 旧来の整理法

    グーグルに淘汰されない知的生産術 - My Life Between Silicon Valley and Japan
  • 「ウェブ時代 5つの定理」のアップデート(2) - My Life Between Silicon Valley and Japan

    第二回はグーグル創業者、ラリー・ページのこの言葉。 Even when we started Google, we thought, "Oh, we might fail," and we almost didn't do it. The reason we started is that Stanford said, "You guys can come back and finish your Ph.D.s if you don't succeed." Probably that one decision caused Google to be created. (僕たちがグーグルを始めたときでさえ、「ああ、失敗するかもなあ」と思った。ほとんどやめようと思ったときもあった。僕たちがグーグルを始めたのは「君たち、成功しなかったら、戻ってきて、博士課程を終えたらいいじゃないか」とスタンフォ

    「ウェブ時代 5つの定理」のアップデート(2) - My Life Between Silicon Valley and Japan
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    maki_lax 2008/05/09
    帰る場所がある。
  • 読売新聞書評欄連載で選び評した12冊の本 - My Life Between Silicon Valley and Japan

    読売新聞日曜日の書評欄にある「ビジネス5分道場」という欄の連載を1年間担当し、月に1冊、全部で12冊のを選んで評した。ビジネス書ばかりを選んだわけではなかったので、すべてビジネスという視点から書かなければならないという制約が、ちょっとしたチャレンジだった。 読売新聞社の許可を得て、その書評をすべてまとめてここで公開します。 最終回から順にさかのぼる形で、並べてみることにします。一冊一冊かなり苦労して選んだし、書評はひとつひとつかなり時間をかけて書いたので、それぞれ短い文章ですが、どうぞゆっくり読んでみてください。 第12回 「事業経験を生の充実に活かせ」(読売新聞08年3月23日朝刊) 一年間にわたって欄では、シリコンバレーやウェブといった私の専門に関わるだけでなく、教養書をビジネスに役立てる視点から読み解く試みも続けてきた。 「知を愛し、せっかく生まれてきたからには個の力で何かを成

    読売新聞書評欄連載で選び評した12冊の本 - My Life Between Silicon Valley and Japan
  • 今月の「私の履歴書」: 青木昌彦氏 - My Life Between Silicon Valley and Japan

    今月は日経新聞が届くのが楽しみだ。「私の履歴書」が、「日と外国を行き来するような生活をかれこれ四十年以上も続けてきた」(連載①)青木昌彦氏(スタンフォード大名誉教授)だからだ。連載①の文中に、 ところで、文化心理学者のカール・ユングは、次のような印象深いエピソードを語っている。スイス人でありながら長い滞在で中国人になりきってしまった中国研究の友人が母国に帰ると、普通のスイス人にもどってしまう。そのことにユングは深い危惧を覚えるが、案の定、やがてその友人は深い精神の病に陥り、命を落としてしまう。ユングは、違った文化の狭間にあって、その二つを理解するということはそれほどの精神的な危険を伴うものだという。 とあり、わが身を振り返られて、 だからユングの説明に妙に納得してしまう。二つの世界の行き来とは、社会科学者としては得難い経験であるが、心理的な負荷もあるのだろう。ただ母国を賛美したり外国人に

    今月の「私の履歴書」: 青木昌彦氏 - My Life Between Silicon Valley and Japan
    maki_lax
    maki_lax 2007/10/03
    また「よくいえばベンチャー精神、シニカルにいえば軽はずみ」というのは、シリコンバレー全体の雰囲気の形容にもぴったりである。
  • 人と違うことをする - My Life Between Silicon Valley and Japan

    人と違うことをする。あんまり誰もやっていないことならなおいい。それで同じようなことを誰かがあとからやり始めるなら、「その場所はどうぞ」という感じでまた別の新しいことを始めたくなる。特に心掛けてきたわけでもなくそう自然に生きてきたところを見ると、よほど自分は「天の邪鬼」なのかもしれないと思う。 数年前から「サバティカル」(研究のための長期休暇: 米国の大学などでは七年に一年の割合で休む制度がある)を取りたいと漠然と思いはじめたが、じつはこれが当はいちばん難しくて「あんまり誰もやっていないこと」なんだという発見をした。「仕事をする」よりも「休むこと」のほうが、現代の日人ビジネスマンにとっては、未踏の経験なのだ。「休む」と失うものも大きいからね、特に日社会は連続性・継続性を重んじるから。それで、業の「サバティカル」を取るまでにはかなり時間を要するのだが、「モノを書く」ことの「サバティカル

    人と違うことをする - My Life Between Silicon Valley and Japan
    maki_lax
    maki_lax 2007/08/18
    「仕事をする」よりも「休むこと」のほうが、現代の日本人ビジネスマンにとっては、未踏の経験なのだ。「休む」と失うものも大きいからね、特に日本社会は連続性・継続性を重んじるから。
  • My Life Between Silicon Valley and Japan - 海外に住んでも母国語中心に生きること

    シリコンバレーに移って約一年という若い友人と話をしていて、ウェブ進化とグローバリゼーションの結果、海外に住んでいても「情報についてはネット」「材などのリアルな物についてはグローバル物流」のこの十年の異常なまでの発展によって、「海外に住む」ことの敷居がおそろしく低くなっていることを感じた。海外にいても、望めば一日のうちのかなりの時間を母国語で過ごしながら生きていくことが容易になったのだ。これは日に住むアメリカ人、インドに住むフランス人・・・皆、同じではないかと思う。 たとえば、mixi上のベイエリアのコミュニティの中には5,000人近い人がいる。育児コミュニティもあったりして、日語で助け合いながら育児をやっている。グルメ好きな日人たちが集まり、こちらで美味いと評判の店を貸切にしてしまうようなこともけっこうあるという。 僕が初めて一年間サンフランシスコに住んだのは1991年から92年の

    My Life Between Silicon Valley and Japan - 海外に住んでも母国語中心に生きること
    maki_lax
    maki_lax 2007/07/02
    海外に住んでいても「情報についてはネット」「食材などのリアルな物についてはグローバル物流」のこの十年の異常なまでの発展によって、「海外に住む」ことの敷居がおそろしく低くなっていることを感じた。海外にい
  • フューチャリスト宣言や茂木さんのことやはてなのことなどを酔っ払いながら書いてみる - My Life Between Silicon Valley and Japan

    なんとなく気が向いたので、酔っ払いながら、思ったことを思ったままに書いてみる。 今日は久しぶりに、茂木健一郎さんのブログから、講演等の音声の最近の分をまとめていろいろダウンロードして、聞くとはなしに聞こえてきた話に耳を傾けていた。 「フューチャリスト宣言」の感想で、いやに僕と茂木さんがシンクロしていて云々というのが多いんだが、僕自身も彼と対談するまでは、対談がこんなふうにシンクロするとはまったく思っていなかったのだ。だって、彼は僕とは正反対の人間だと思っていたし、今も思っているからだ。むしろ意見が大きく対立したように見えた「ウェブ人間論」の対談相手・平野啓一郎さんのほうが、人間としては同じ部類に入るのではないかという気がしている。 茂木さんが芸大でやっている授業で、自分が隠したいと思う秘密を頭に浮かべて、その秘密をその中に隠す文章を書きましょう(意味が通じているかな)、という実験をやってい

    フューチャリスト宣言や茂木さんのことやはてなのことなどを酔っ払いながら書いてみる - My Life Between Silicon Valley and Japan
    maki_lax
    maki_lax 2007/06/28
    僕は茂木さんと違って、自分の才能をぜんぜん認めていないし、万能感などはとうに高校生くらいのときの挫折ですべて失われていて、そのあとは「戦略性」を拠り所に何とかゴチャゴチャやりながら、今日に至っている。
  • My Life Between Silicon Valley and Japan - サバイバルという言葉が嫌いなら使わないで話そうか

    Rich Chen(ex-GoogleHatena Inc.取締役)と「はてなの経営」について話をしていると、彼の「グローバルな発想」からいつも新鮮な刺激を受け、学ぶことが大きい。それは彼がアメリカ人だからではなく「英語圏のネット世界」に「住むように暮らしてきた」からである。日人と日語圏とネット上の日語圏ってほとんど一致しているから、ネットを日常的に使うことで「世界」とか「グローバル」を実感するってことはほとんどないと思うけど、「英語圏のネット」って当に「世界」「グローバル」への広がりを実感できる。 「はてなが仮にスケールアップできるようになったとき、エンジニアをこれからどこで採用したらいいのか」という議論でも、Richは「リトアニアかハンガリーがいいんじゃん」とか、いきなり自然体で言う。しっかりした教育を受けた優秀でやる気のある若者たちが世界中でどんどん量産され(だって皆、寸暇

    My Life Between Silicon Valley and Japan - サバイバルという言葉が嫌いなら使わないで話そうか
    maki_lax
    maki_lax 2007/06/18
    「サバイバル」という言葉の定義について書いてくれた人がいるけど、いまは本当に「異常な事態」なんだと思うよ。その「異常な事態」を誰かのせいにして何もしない言い訳にして今日を明日をのんびり無為に過ごしたら
  • サバイバルのための人体実験を公開すること - My Life Between Silicon Valley and Japan

    ネットイナゴ問題については、はてなブックマーク開発者id:naoyaのダイアリーを基点に皆さんと一緒に考えていくことになります。僕もときどき参加します。 さて、僕が何かを書くと「ポジティブだ」という意見を述べる人がいる。誰が何をどう読みどう思おうと自由だが、そんな低レベルなところで思考停止してもらいたくないなぁと正直には思っている。 「ウェブ進化論」の中で、 大きな環境変化が起きたときに、真っ先に自分が変化しなければ淘汰される というのが「シリコンバレーの掟」だと書いた。また「ウェブ人間論」の中で、自分の生き方について、 「社会変化とは否応もなく巨大であるゆえ、変化は不可避との前提で、個はいかにサバイバルするか」を最優先に考える と書いた。第三者的な立場で世の中を分析してある世界が全体としてこうなっていますよ、こうすべきですよ、ということを書く人は僕以外にもたくさんいるので、そこはもうやる

    サバイバルのための人体実験を公開すること - My Life Between Silicon Valley and Japan
    maki_lax
    maki_lax 2007/06/18
    「サバイバルするための戦略性って何? 」っていうことを考え抜いて、あんまり誰もやっていないことかもしれないけれど、きっとこういうことが勝負どころなんだろうな、と確信したことを逐一、行動に移して、それを公
  • My Life Between Silicon Valley and Japan - 「何かの専門性」と、「好き」を共有する友達のネットワークと、そこに働きかける「営業力」

    さて「好き」を核にして「「個」として強く生きること」を目指すための、小林秀雄の言う「ほんとうの助言」の試みを続けてみよう。 現在から未来にかけて「好き」を貫いていく以上、リアルとネット(SNSのコミュニティなど)の両方で「好き」を共有する友達のネットワークはある程度できているだろう。そこをちゃんとメンテナンスするのが大切だ。その中にどんな人達がいて、リアル世界で皆、何をしているんだろうと。友達って言ったって同世代ばかりじゃなく、大きな仕事をしている中高年の富裕層だって含まれるだろう。人付き合いが苦手だって、「好き」を共有する友達が相手なら、敷居はずいぶん低いだろう。 それで、そこに働きかける「営業力」を持て、というのが次の提案だ。それによって、「好きで飯がえる」で足りなければその分を補うのだ。組織に属さずに。あくまでも自主的に。貴重な時間という希少資源を自分でコントロールしながら。コモデ

    My Life Between Silicon Valley and Japan - 「何かの専門性」と、「好き」を共有する友達のネットワークと、そこに働きかける「営業力」
    maki_lax
    maki_lax 2007/04/05
    「好き」を共有する100人の友達を常時メンテナンスして、10人から某かの仕事を引き受けるようなイメージ。そういう「営業力」を持てよ。
  • 「「個」として強く生きること」と「ウェブ・リテラシーを持つこと」の関係 - My Life Between Silicon Valley and Japan

    大組織適性の話はちょっとここで一段落。 具体例がどうも「一流大企業で自己実現」か「ベンチャー創業」かみたいになると、敷居がおそろしく高い話になってしまうが、僕の意図はちょっと違う。 「大企業かベンチャーか中小企業か・・・」という構図も違う。 「個と組織の関係や距離感」における「個の強さ」みたいなことを議論したい気がしている。またその観点で、具体的に何をしたらいいかという話に、だんだんにつなげられたらいいと思う。話が抽象的だとかなんか怒っている人がいるけれど、そうあわてるな(よく読みもせず、人が真剣にやっていることの意図を理解しようともしないで、どうして急に怒ったり激しく批判したり茶化したりする人が多いんだろうね)。少し抽象的な枠組みのところで「面白さ」や「創造性」のフレーバーを振りかけた議論から入らなければ、多くの人が同じフレームワークの中で議論できるようにならないでしょう。 「好き」なこ

    「「個」として強く生きること」と「ウェブ・リテラシーを持つこと」の関係 - My Life Between Silicon Valley and Japan
    maki_lax
    maki_lax 2007/04/05
    「個と組織の関係や距離感」における「個の強さ」を追求する生き方を、若いときから意識的にしてさえいれば、「組織から距離を置いた人生」を、「荒波の中を泳ぐ」という比喩より「雨の日に自転車に乗る」くらいの気
  • My Life Between Silicon Valley and Japan - 勉強になる反応(トラックバック等の中から)のご紹介

    まずは「カウンセリングルーム:Es Discovery」の「キャリアデザインと主観的選好を巡る大企業志向とベンチャー志向の価値認識の差異」から。僕がいつも凄いなあと思いながら読んでいるブログ。じつに面白いので是非ご一読を。 大企業志向の人が『好きを貫くこと』よりも『大企業に入社すること』を選好する理由の一つが、『好きを貫くこと』が主観的選好なのに対して、『大企業に入社すること』が客観的選好としての特徴を強く持つからです。 職業選択に際して仕事の内容に対する好き嫌いも考慮しているでしょうが、『自分だけが好きなもの(他者との競争がないもの)』よりも『大多数の人が評価しているもの(他者との競争があるもの)』を目指すことに価値を見出す傾向があれば、ベンチャーよりも大企業(国家・官庁)に魅力を感じるということになりそうです。厳密に言えば、ベンチャーのほうが入社後(立ち上げ後)の他者(他社)との生存競

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  • 大企業の今後、そこでの適性、それと「好きを貫く」こと - My Life Between Silicon Valley and Japan

    僕もモノを書くプロだし、ブログも4年以上真剣に書いているわけで、どういうテーマでどういう書き方をするとどういう反応が返ってくるか、というのはだいたいわかった上で、わざわざこういう一連のエントリーを書いているつもり。ブログだからと違って「勢い」を重視していて、そのほうが物議をかもすこともできるから、そのほうが面白いだろうということも含めて。一部のコメントに対する答えになるかどうかわからないけど、けっこう真剣に若い人たちの「かなり広い層」のことを考えながら書いているということは、ここで表明しておく。 「ウェブ進化論」の中で、日という国は「いったん属した組織を一度も辞めたことのない人たち」ばかりの発想に支配されていて、それが問題だということを書いた。一連のエントリーのコメントのどこかで、「大企業に向く」要素って、「日教育システムで生き残る条件によく似ている」と書いていた人がいたが、じつは

    大企業の今後、そこでの適性、それと「好きを貫く」こと - My Life Between Silicon Valley and Japan
    maki_lax
    maki_lax 2007/04/05
    ウェブの進化は、個を強くする、個に力を与える方向性を持った革新的技術だ。自分の中に「好き」の核さえできれば、かなりのところまでは一人で突っ走っていける。そういうインフラがすべての人に開かれようとしてい
  • 自らの傾向や「向き不向き」に向き合うこと - My Life Between Silicon Valley and Japan

    自分の「好き」を発見するのは難しい。自分で「好き」だと意識していないことが実は「好き」だったのだと何年もたって発見することもある。「継続できる」というのは「好き」の証明であり、何事においても「継続できる」ことが、何かを成し遂げるためにはとても大切だ。それは大企業であれベンチャーであれ自営業であれ研究者であれエンジニアであれ、同じこと。自分が意識していない自分の傾向も含め「向き不向き」ときちんと向き合い続けることの重要さを、僕は指摘したいのだ。そのためにここのところ、色々と書いている。 僕が昨日のエントリーで「大企業に入っても「好き」を貫くこと、つまり「継続する」ことができる」素質の候補をいくつか挙げた。どういう読み方をされてもかまわないのだが、たとえば就職を控えている学生が、自分が「大企業に入っても辞めないでいられる」かどうかの思考実験の道具の一つとして読んでもらってもいいかと思う。大企業

    自らの傾向や「向き不向き」に向き合うこと - My Life Between Silicon Valley and Japan
    maki_lax
    maki_lax 2007/04/05
    自分が意識していない自分の傾向も含め「向き不向き」ときちんと向き合い続けることの重要さ
  • My Life Between Silicon Valley and Japan - 「好きを貫く」ことと大企業への就職

    今日は軽く雑談風に。 「好き」というのは当に人それぞれである。僕の業は経営コンサルタントでそれを18年もやっているから、仕事の付き合いでいえば圧倒的に日の大企業の人達が多い。仲の良い友人、尊敬している経営者とか、たくさんいる。それで僕が、彼ら彼女らにいつも言うのは「大企業(ここに企業の固有名詞が入る場合も多い)が好きなんだね」ということだ。会話の一例を出そう。 梅田: 僕は「朝起きてから寝るまで、自分のしたいことをする、それが365日続く、自分の時間を完全に自分でコントロールしたい」、そういう願望というのかな、それが昔からあって、そんな生活をいつか実現したいゴールとしてイメージしているわけだけど・・・・ 大手企業・某君: そんなこと生まれてから一度も考えたことないよ。だって毎朝会社に行くだろ。何が自分に起きるかわからないんだよ。それが面白いんじゃない。大きい会社であればあるほど色々な

    My Life Between Silicon Valley and Japan - 「好きを貫く」ことと大企業への就職
    maki_lax
    maki_lax 2007/04/05
    自分は何が好きか、ということを徹底的に突き詰めて考えないと、専門性を持ったプロフェッショナルになるがいいのか、ベンチャーがいいのか、大企業に就職して幸せになれるのか、そうでないのか、ぜんぜんわからない