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2008年3月29日のブックマーク (10件)

  • 個人のチカラと産業の役割 - 雑種路線でいこう

    それにしても生産性って不思議な言葉だ.開発生産性は個人によって数百倍もの生産性格差がある.収束できないところまでコードにバグを埋め込んでプロジェクトを駄目にしてしまうプログラマもいることを考えると,マイナスの可能性まで考えると100倍どころでは済まない格差がある. 不思議なことに人月モデルでは,コケたデスマーチプロジェクトであっても,支払われて売り上げが立っている限りバグを埋め込んでいようが,よく考えれば書く必要のないコードを捏ねていようが,付加価値は生まれている.一方で超優秀なハッカーがオープンソースプロジェクトで瞠目するような素晴らしいコードを書いたとしても,それ自体によって経済価値は生まれないし,生産性を測ることはできない. たぶんマクロ的には,外部のプロジェクトの生産性を高めるというかたちで経済全体の全要素生産性を大きく押し上げている可能性があるけど,測定や評価をする方法は確立され

    個人のチカラと産業の役割 - 雑種路線でいこう
    maki_lax
    maki_lax 2008/03/29
    まだ日本は突出した個人が磨かれ活躍できるようになっていないし,彼らが経済的に居場所をみつけるようにもできていない.弾さんのいうように,日本が成熟した民主主義国として中国やアジアの他の開発独裁国では難し
  • 情報サービス産業に明日がなくても構わない - 雑種路線でいこう

    情報サービス産業に対しては,人月単価ベースのビジネスモデルがいけない,エンジニアを使い捨てている,高い単価でオフショアとどう戦うのか,とかいろいろなことがいわれているし,どっかに活路がないものかなとここ数年いろいろ調べたりもしたのだけれども,最近ふと別に情報サービス産業に明日がなくても構わないじゃないか,と考えるようになった. 結局のところ要件定義や仕様書に基づいてシステムをつくるという仕事は,ITが生む付加価値そのものを受け取るようにビジネスモデルができていないのだ.技術や製品・専門知識に希少性があった時代はそれでも儲かったが,ハードやソフト,それらに対する知識がコモディティ化した瞬間,サービスやソリューションそのものがコモディティ化することは避けられなかったのだろう. 僕はIT自体にはまだまだ可能性があると思うけれども,徐々にレントがIT製品を扱う企業から,ITを活用して新しい価値を生

    情報サービス産業に明日がなくても構わない - 雑種路線でいこう
    maki_lax
    maki_lax 2008/03/29
    仕様書が受託開発に於いて重要なのは,仕様書に基づいた実装を完了することが検収の条件となるからだ.他人のためにつくるから何をつくるかの約束事が必要なのであって,自分のためにつくるとか,自分のつくったもの
  • 雑種路線でいこう - 競争を前提に「弱者」を語るモヒカン達に生活はあるか

    僕はいま出張中で「ワーキング・プア」という番組をみていないので,ひょっとしたら外しているかも知れない.しかし下の文章を読んだときは,Train-Trainの「弱い者達が夕暮れ、さらに弱いものを叩く」というフレーズが脳裏でヘビーループしてしまった.たまたま所得が低い奴を弱者と決めつけるのは噴飯ものだし,だいたい他人の人生を勝手に「戦い」にしないでおくれよそこのナイーヴな受験秀才クン. 複雑な現実社会における戦いというのは、何百万種類ものカードがあるカードゲームみたいなもので、才能や環境というのは、その手持ちのカードだ。(略)ほとんどの弱者は、自分の手持ちのカードの悪さを嘆くばかりで、アンテナを張ろうともしないし、より強力なカードの組み合わせを工夫したりもしない。(略)少々手札が悪いくらいで、弱者を救済しろ云々というヤツには、それこそ「神経を疑う」という言葉を、そのまま返してやるぜ。 10代後

    雑種路線でいこう - 競争を前提に「弱者」を語るモヒカン達に生活はあるか
    maki_lax
    maki_lax 2008/03/29
    要は血みどろの競争(レッドオーシャン)に塗れて経営資源を磨り減らすのではなく,顧客価値に基づいて競争の軸をずらして競合が参入し難いカタチでセグメントを再定義(ブルーオーシャン)した方が儲かりますよ,という
  • 再チャレンジできればよいのか - 雑種路線でいこう

    安倍氏支持のグループが再チャレンジ支援議連なるものを立ち上げたという.小泉氏直系の彼でさえ,小泉改革の負の部分についてケアしていきますよという政治的メッセージを発することが戦略的に重要になっているとしたら興味深いことだ. 個人的には再チャレンジできることは極めて重要だし,再チャレンジが容易になるような社会改革が必要と考えると同時に,再チャレンジできる社会にすることによって格差が正当化されるという発想には与しない.なぜなら仕事における賃金格差は能力差の問題であると同時にポストや教育,キャリアパスの問題でもあるからだ. 極端な例を挙げれば,例えば2人の人間がいて能力が同じだったとして,2つの仕事があって片や年収600万円,片や年収300万円だったとする.どちらかは年収600万の仕事に就き,どちらかは年収300万の仕事に就くのである.そして初期状態での能力が同じだったとしても,年収600万の人間

    再チャレンジできればよいのか - 雑種路線でいこう
    maki_lax
    maki_lax 2008/03/29
    格差社会の問題は,ひとつにそれが経路依存的な能力形成過程で階層間移動を困難にすること,「能力に差があるから収入に差がある」―「収入に差があるから能力に差があるに違いない」という循環論法によって格差を正
  • 雑種路線でいこう - 元なんちゃってITコンサルが考える経営コンサルの秘密主義

    なんちゃってITコンサルしかやったことないんで経営コンサルのことはよく分からない.たまーに彼らのインタビューを受けたり,彼らが書いてると思しき提案書を眺めたり,そういった世界の用語で会話する人々の輪の中に入ることがない訳ではないが,あれってMBAとかと一緒で流行りのパターンに目の前にあるものを当てはめるとか,秘伝のツールに当てはめて一丁上がり,というパターンが多いようだ.で,そんなコモディティ化し得る大した知恵も必要と思われないものに,何故あんなイイ値段がつくのかっつーことは考えてみる価値がある. ぼくがなんちゃってITコンサルだった頃のことを考えると,結局のところコンサル仕事って「阿吽の呼吸で発注者の意向を把握し,権威ある理屈に基づいて肉付けし,小綺麗な資料に落としてモットモらしくみせる」ことに尽きる.結論は発注者の意向であって正しい意志決定と限らない,誤った意志決定や歪んだ思惑のため

    雑種路線でいこう - 元なんちゃってITコンサルが考える経営コンサルの秘密主義
    maki_lax
    maki_lax 2008/03/29
    なんちゃってITコンサルだった頃のことを考えると,結局のところコンサルの仕事って「阿吽の呼吸で発注者の意向を把握し,権威ある理屈に基づいて肉付けし,小綺麗な資料に落としてモットモらしくみせる」ことに尽き
  • 雑種路線でいこう - 自分が使い捨てられるのが怖くて会社を使い捨てる生き方

    ぼくが大学に入って間もなくアキバの雑居ビルにあるジャンク屋で店番をしていた頃,DOS/Vの普及でパソコンの価格が暴落し,消費税が5%になって客足もパタリと止まり,メモリとかも潰れた問屋からのフロア買いが横行して香港のスポット価格よりアキバの店頭価格の方が低いという無茶苦茶な状況になってたんだけど「あのいい歳して量販店の店頭でハッピ着てパソコン売ってるおっちゃんたち,20年くらい前は系列SI業者でRPGとかJCL使ってホスト運用してたんだぜ」とか店長にいわれて,あーIT業界というのはこうやってヒトを使い捨てにしていくのか.グループでずっと面倒みてくれるのは親切という気もするけど,恐ろしい世界だな,と思った.自分はどう生きれば,20年後にハッピ着て量販店の店頭で接客しているのではなしに,自分の経験を糧に,周囲から尊敬され,やり甲斐のある仕事にありつけているんだろうか,と悩み始めた. 間もなくジ

    雑種路線でいこう - 自分が使い捨てられるのが怖くて会社を使い捨てる生き方
    maki_lax
    maki_lax 2008/03/29
    日本ではシステムを担当する技術者のこだわりで,旧いシステムを簡単には捨てられない.彼らが新しい技術を習得する期間や費用を考えると,必ずしも割安といえないのではないか」と聞いたら「決まってるじゃないか.
  • 読売新聞書評欄連載で選び評した12冊の本 - My Life Between Silicon Valley and Japan

    読売新聞日曜日の書評欄にある「ビジネス5分道場」という欄の連載を1年間担当し、月に1冊、全部で12冊のを選んで評した。ビジネス書ばかりを選んだわけではなかったので、すべてビジネスという視点から書かなければならないという制約が、ちょっとしたチャレンジだった。 読売新聞社の許可を得て、その書評をすべてまとめてここで公開します。 最終回から順にさかのぼる形で、並べてみることにします。一冊一冊かなり苦労して選んだし、書評はひとつひとつかなり時間をかけて書いたので、それぞれ短い文章ですが、どうぞゆっくり読んでみてください。 第12回 「事業経験を生の充実に活かせ」(読売新聞08年3月23日朝刊) 一年間にわたって欄では、シリコンバレーやウェブといった私の専門に関わるだけでなく、教養書をビジネスに役立てる視点から読み解く試みも続けてきた。 「知を愛し、せっかく生まれてきたからには個の力で何かを成

    読売新聞書評欄連載で選び評した12冊の本 - My Life Between Silicon Valley and Japan
  • 2008年度の新社会人が読んでおくべき12冊 : 404 Blog Not Found

    2008年03月29日05:30 カテゴリ書評/画評/品評Art 2008年度の新社会人が読んでおくべき12冊 当はもっと早く出したかったのだけど、三月は暇貧乏で。おかげですっかりマインドマップ的読書感想文に先を越されちゃいましたが、春休みはまだ残ってます。 404 Blog Not Found:2008年の仕事始めまでに読んでおきたいビジネス書x10 404 Blog Not Found:2008年のお年玉で買うべき10冊 には入っていないのうち、特に新社会人に有用だと感じたを集めてみました。余裕があれば上記で紹介されているも目を通しておいて下さい。 ここでは、4つのテーマ、「先輩たちの意見を聞く」「上司を読む」「自分を鍛える」そして「明日の社会に備える」に対し、それぞれ3冊づつ選んでいます。 先輩たちの意見を聞く すでに就職活動でさんざん先輩の話を聞いた、という方もいらっしゃ

    2008年度の新社会人が読んでおくべき12冊 : 404 Blog Not Found
  • エンジニアのための『仕事・職場・転職』応援サイト Tech総研

    ヘルプ リーダーインタビュー エンジニアあるある 仕事魂 最新技術 キャリアアップ 勉強会・イベント 技術豆知識 ビジネススキル 職場環境 会社訪問 人間関係 メンタルヘルス 給与・ボーナス 貯蓄・投資 採用全体動向 IT・Web系 モノづくり系 建築・土木系 IT・Web系 モノづくり系 転職体験談 職務経歴書・面接 健康 恋愛結婚・家庭 こだわりのアレ 指定されたURLは存在しません。 プライバシーポリシー ご利用にあたって お問い合わせ エンジニアライフ応援サイト Tech総研

    maki_lax
    maki_lax 2008/03/29
  • 人月計算とExcelとスーツの世界より・アフター

    http://anond.hatelabo.jp/20080323175904 半年前に「人月計算とExcelスーツの世界より」を書いた増田だけど、この増田が他人に思えなかったので、半年ぶりに自分の話をしたいと思う。 半年前のエントリの内容、読んでない・読むのたるいって人のために簡単にまとめておく。 俺はCOBOLっていう昔々の言語を使って巨大な金融システムのお守りをしていた。それは誇らしい仕事(「これ読んで「転職考えろ」とか言ってるやつってアホだろ」的な意味で。これももっともな話だよね)ではあるんだろうけど、俺はやっぱりキャッチーな新技術がやりたくてたまらない。 そんなふうに増田に愚痴ったところ、なんか400以上のブクマがついた。以上がこれまでのあらすじ。 話の続きを始める。 あれほどのブクマを集めたことなど初めてだった。戸惑いながらも、日々増えていく皆のコメントを噛み締めた。 転職

    人月計算とExcelとスーツの世界より・アフター