日直のボウシータです。前回は人気ブログが持っているパフォーマティヴな力について書いてみました。人気ブロガーは自分が文章を書いて発表するだけでなく、読み手をも書くというパフォーマンスに巻きこむ力を持っている、という話でした。 今回は、ブログという伝達手段の、ちょっと困った部分について書きます。 * * * 「文学」にかんするある特殊なイメージが流通しています。だいたい小学校で作文を書かされる体験を経て、人はそういう文学観を身につけます。それはどんなイメージか。 簡単に言うと、「文学とは、かけがえのない一個人の、かけがえのない体験や感情を、言葉に乗せてお送りするザ・魂の叫びアワーである」という偏ったイメージです。 読んだ人、よそで引用してもいいけど、ちゃんと鉤括弧閉ジルのあとの「という偏ったイメージ」の部分まできちんと引用してくださいね。鉤括弧のなかだけ引用されると、私がそういう偏った
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