そのDSC-HX5Vの商品企画を担当したソニー PI&S事業本部 商品企画2部 1課 伊藤玲子氏と、電気設計のリーダーを担当した同社 PI&S事業本部 イメージング第2事業部 商品設計部 2課 蒲原崇之氏に、開発の経緯や狙いを聞いてみた。 高画質の動画を気楽に味わう ――DSC-HX5Vの開発の狙いはなんでしょう 伊藤氏: 最近のデジカメ市場は、高倍率ズーム機が非常に伸びています。これまでに光学3~4倍のズーム機を使っていた方が、買い替えや買い増しの際に、より高倍率のズーム搭載機をお求めになる傾向があるようです。 また、動画に対するユーザーの意識の変化ということにも着目しました。地デジの普及などによって、ハイビジョンの動画を特別なものではなく、ごく普通の感覚でとらえる人が増えています。高画質の動画に対するハードルが下がったともいえますし、ユーザーの目が肥えてきたともいえます。そんな中、小さ