一昨日のことだ。 仕事から帰り、玄関を開けると私が「ただいま」と言う前に、娘が駆け寄ってきた。明らかに私を待っていた娘は「おかえり」と言った後、「あのね・・」と少し不安そうな顔で話始めた。 「今日、すぐそばにある公園へアイカツカード(娘が今ハマってる)を入れたリュックを背負って遊びに行ったの。そしたらね、男の子達がカードを取り上げてね、折ったり踏んだりしたの」 娘はさらに続けてこう言った。 「でね、公園にある雲梯をしようと思ったら『この雲梯使うなら20円ちょうだい』と行ってきたの。私、怖くて・・すっごく怖かったから20円渡したの」 この時点で、少し冷静さを失った私。 娘はまだあるの。と続きを話始めた。 「でね、結局20円は返してくれたんだけど、投げるように返されたから探しても10円しか見つからなかったの・・」 下を向き、泣きそうになっている娘。 私、もう限界。 娘に「それ、すぐ電話するわ」