携帯電話といえば、「iPhone(アイフォーン)」を筆頭にスマートフォン(高機能携帯電話、スマホ)が当たり前になった感もある。ところが最近、ガラケー(ガラパゴス携帯)と呼ばれる従来型の携帯電話が見直されているという。シンプルな操作性や、料金の安さを求めてスマホから回帰するユーザーもおり、携帯大手3社も新機種を投入するなど“ガラケー派”は軽視できない存在だ。さらには、「ガラケー男子」なる言葉も登場。「流行に流されない硬派な感じ」「メールが丁寧」などとモテているそうだ。店頭の隅に追いやられ、“絶滅”も危惧されていたガラケーが、にわかに脚光を浴びている。(大宮健司)スマホ強しも…ガラケー復権の兆し 大阪市浪速区の電気街「でんでんタウン」にある携帯電話ショップの店内には、携帯各社の最新のスマホが存在を競うように陳列されていた。店長の男性によると、携帯電話の売り上げの9割以上はスマホだ。「若者はLI