(C)押切蓮介/双葉社 (C)2017「ミスミソウ」製作委員会 現在、映画『ミスミソウ』が全国18館のみで公開されています。結論から申し上げると、この小規模公開であることがもったいなさすぎる、マンガを原作とした実写映画として、青春映画として、2018年のベスト1がもう確定するほどの大傑作であると断言します! そして、『ミスミソウ』は(詳しくは後述しますが)現在公開中の『ちはやふる -結び-』と共通点が多く、その魅力はほぼ表裏一体、前者は“陰”で後者は“陽”の青春映画として完璧に仕上がっていたことも特筆に値します。ここでは、映画『ミスミソウ』がなぜ奇跡的なまでの大傑作となったのかを、大きなネタバレのない範囲で解説します! 大傑作の理由1:容赦のない残酷描写! それこそに必然性があった! 本作は中学生を主人公とした映画でありながらR15+指定がされています。その理由は直接的で強烈な残酷描写と、