【グローバル人事管理の眼と心(24)】職務能力評価の変遷とコンピテンシー・モデル(その2)~コンピテンシーの源流:マクレランドとボヤティズ 企業活動におけるコンピテンシーが社会の関心を集めるようになったのは、米国ハーバード大学の心理学者マクレランド教授(David McClelland) が、1973年1月にAmerican Psychologist誌に発表した“Testing for Competence Rather Than for Intelligence” と題する論文で、「人の能力を測定する方法として、それまで学生や社会人の間で広く認知されていた知能テスト(intelligence test) や適性テスト(aptitude test) は、社会人としての仕事や活動 (real life outcomes)での成功確率を占う手段としては信憑性が乏しい」と指摘したことがその発端で